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吉田麻也、7代目プロサッカー選手会の会長に就任 日本の課題と改革案とは

日本の主将が課題改善に決意

吉田は日本代表の主将として11月のW杯に3大会連続出場が期待され、五輪代表の主将としても2大会でベスト4入りを果たすなど豊富な世界大会での経験を誇る。またクラブレベルでも、名古屋グランパスでプレーした日本のJリーグのほかに、オランダのVVV、イングランドのサウサンプトン、イタリアのサンプドリアでプレーしてきた。国内外のサッカーを肌で知る“現役海外組”の会長就任は、日本サッカー界が世界を基準に組織をアップデートさせていくための決意の現れとも取れる。

吉田は新会長就任に対して「近年における少子化や他のプロスポーツと競合する中で私たち現役選手もプロサッカーの発展や、こどもたちにとって憧れの場であり続けるために何をすべきか」と課題を挙げた。また、「Jリーグ、欧州、日本代表で培った経験を日本サッカー全体に共有し、魅力ある日本サッカーの未来のために役員・選手一同とともに貢献してまいりたいと思います」とコメントを残し、自らの経験を日本サッカー界に還元させていく決意を述べている。

日本におけるサッカー選手の地位向上とサッカーを介して社会に好影響を与えるべく活動してきた日本プロサッカー選手会。少子化や他のプロスポーツとの競合などのサッカーというスポーツが置かれている現状や、現役海外組の選手ならでは課題の向上、震災をはじめとした社会貢献活動まで。日本サッカー界の成長を選手として経験してきた吉田がこれらの課題にどう向き合い活動を起こしていくのか。日本サッカーを知り尽くした男が日本サッカーのさらなる発展に取り組む。


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