
写真:冨安健洋(PA Images/アフロ)
ついに運命の一戦が数時間後に迫った。
12月2日4:00(日本時間)にカタールW杯グループE第3節「日本対スペイン」の一戦が行われる。
日本代表にとっては、勝てば決勝トーナメント進出が決まる極めて重要な試合となる。
世界中のサッカーファンがこの試合を観戦するだけに、何人かの選手は今後の日本サッカーの「アイコン」となるべく、名前を売っておきたいところだ。
久保建英(レアル・ソシエダ)
スペイン代表に最も知られた選手であり、国際的にも最も知名度の高い日本人選手と言えるのが、久保建英だ。
若干21歳にしてスペインのラ・リーガで100試合以上に出場しており、今季からプレーする強豪レアル・ソシエダでスタメンとして活躍している。
スペイン人と遜色ないテクニックとアジリティを有しており、今後数年間で更に選手として成長していくはずだ。
現在も日本のアイコンとして扱われるが、このスペイン戦で活躍すれば、「日本といえば久保」というイメージがさらに強くなるだろう。
三苫薫(ブライトン)
今季イングランドのプレミアリーグに活躍の場を移した25歳の三苫薫は、「日本サッカー史上最高のドリブラ―」と呼ばれている。
シーズン序盤はベルギー代表トロサールとポジションが被ったことで途中出場がほとんどだったが、短い時間でも強烈なインパクトを残し、W杯前にはスタメンに昇格した。
まだスタメン出場は数試合だが、チェルシー戦でリーグ戦初スタメンを飾ると早速アシストを決める。
その次のウォルバー・ハンプトン戦では、1得点を含むチーム全得点(3得点)に絡む大活躍でプレミアリーグ第15節のベストイレブンに選ばれた。
三苫の実力はプレミアリーグでも間違いなく活躍し続けられるレベルであるため、このスペイン戦で世界に名前を売り、さらなるビッグクラブへ移籍するのが理想と言えるだろう。
年齢的にも今後5年以上日本のアイコンとして活躍できるはずだ。
冨安健洋(アーセナル)
プレミアリーグの首位を独走するアーセナルにおいて、DFのレギュラークラスとして活躍しているのが24歳の冨安健洋だ。
そのDFとしての能力は、間違いなく歴代の日本代表選手の中でナンバーワンだろう。
188㎝という恵まれた体格に圧倒的な身体能力が合わさっており、1対1に絶対的な自信を持っている。
ボール扱いにも長けており、ビルドアップも非常に上手い。
さらに「「両利き」であるため、左右どちらのSBもこなせ、CBとしてもプレーできるユーティリティ性も兼ね備えているのだ。
「怪我をしやすい」という欠点を克服することができれば、今後10年間は日本のアイコンとしてプレーできるだろう。
太ももの負傷でコスタリカ戦は出場しなかったが、全体練習にも参加しており、スペイン戦はスタメンで出場する可能性もある。
スペインの波状攻撃を冨安がことごとく跳ね返すような展開となれば、一気に世界的DFとして知られるようになるかもしれない。
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