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「パイレーツはパワーを必要としている」筒香嘉智との再契約を地元紙記者も歓迎!「同じ取り組み方で大丈夫だ」

パイレーツと筒香は相思相愛の関係。来季は一塁手での起用も増えそうだ。(C)Getty Images
シーズン終了後、フリーエージェント(FA)となっていた筒香嘉智の再契約は、地元ピッツバーグの人々にとっても嬉しいニュースだったようだ。

ピッツバーグの大手メディア『Pittsburgh Post-Gazette』では、筒香との再契約について、同社のジェイソン・マッキー記者の見解や、筒香本人のコメントを交えながら伝えている。

記事の冒頭では、今オフに筒香には他チームからのオファーがあった中でパイレーツとの再契約を結んだと明かしており、マッキー記者は「理由はシンプル。ツツゴウはパイレーツを気に入り、コーチやスタッフとの関係も良好だ」と、再契約へ至った背景を綴っている。

また、「ピッツバーグは本当に気に入っている。この決断に満足している」という筒香本人のコメントとともに、「2022年に向けて大きなパワーを必要としているパイレーツも同様だ」と、チームとしても筒香の長打力を求めたと強調した。

今季は、タンパベイ・レイズの開幕ロースターに入るも5月に戦力外となり、その後にロサンゼルス・ドジャースに入団、マイナーを経て8月14日に放出と、シーズン途中で2度のリリースという憂き目にあう。直後にメジャー3球団目となるパイレーツ入りを果たし筒香らしい長打で復調した活躍を、マッキー記者は「不安定なスタートを切った後での攻撃的な活躍だった」と振り返った。

その上で、ドジャース退団決定からわずか2日後にパイレーツと契約を結び、間もなく鮮やかなバッティングを披露したことで、「ここで得たチャンスは心に響いたようだ」と筒香の心中を推し量った。

また、守備位置についても「パイレーツからツツゴウへの要求は、一塁手として活躍し打点を上げることなのは間違いない」と、一塁での起用が有力であると述べている。

「何か一つだけに集中するということはありません。打撃も守備も全部やっている。これまでのシーズンと同じように準備するだけです」と筒香は意気込みを語っており、マッキー記者も「彼は日本時代やこれまでと同じ取り組み方で(今後も)大丈夫だろう」と期待を含めて、来季の活躍を見込んでいる。

ピッツバーグで2シーズン目となる2022年、筒香のバットがどれだけの歓喜を生み出すのか、今から楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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