松木玖生（写真：YUTAKA/アフロスポーツ）
4月4日、U-23アジアカップに臨むU-23日本代表メンバーが発表された。
この大会はパリ五輪の出場枠決定を懸けた大会でもあり、U-23日本代表は出場権を獲得できる3位以上を目指すことになる。（アジアに与えられた出場枠は3.5であるため、4位だった場合はアフリカ4位のギニアとのプレーオフとなる）
しかし、U-23日本代表メンバーは久保建英（レアル・ソシエダ）を筆頭に福田師王（ボルシアMG）、チェイス・アンリ（シュツットガルト）ら多くの海外選手を招集することができず、かなり「小粒感」を感じさせる人選となった。
U-23日本代表メンバー
・GK
小久保玲央ブライアン（ベンフィカ）
山田大樹（鹿島アントラーズ）
野澤大志ブランドン（FC東京）
・DF
内野貴史（デュッセルドルフ）
大畑歩夢（浦和レッズ）
西尾隆矢（セレッソ大阪）
木村誠二（サガン鳥栖）
半田陸（ガンバ大阪）
関根大輝（柏レイソル）
鈴木海音（ジュビロ磐田）
高井幸大（川崎フロンターレ）
・MF
平河悠（FC町田ゼルビア）
山田楓喜（東京ヴェルディ）
佐藤恵允（ブレーメン）
川﨑颯太（京都サンガFC）
山本理仁（シント・トロイデン）
藤田譲瑠チマ（シント・トロイデン）
田中聡（湘南ベルマーレ）
松木玖生（FC東京）
・FW
藤尾翔太（FC町田ゼルビア）
細谷真大（柏レイソル）
荒木遼太郎（FC東京）
内野航太郎（筑波大学）
久保建英を筆頭に有望な海外若手選手が未招集
本来であれば2024年1月に開催される予定だったU23アジアカップだが、フル代表のアジアカップが延期され同時期に組み込まれたことから、2024年の4月に行われることになった。
この時期は当然ながら欧州のシーズン真っただ中であり、FIFAが定める国際Aマッチデー期間外となるため、欧州クラブに所属する選手を招集するためには各クラブと個別に交渉する必要が生じる。
・久保建英（レアル・ソシエダ）
・福田師王（ボルシアMG）、
・チェイス・アンリ（シュツットガルト）
・福井太智（ポルティモネンセ）
・小田裕太郎（ハーツ）
・鈴木彩艶（シント・トロイデン）
・佐野航大（NECナイメヘン）
・斉藤光毅（スパルタ）
・鈴木唯人（ブレンビー）
・三戸舜介（スパルタ）
五輪出場を懸けた重要な大会で、こうした欧州で着実に実力を伸ばしている若手選手を招集できなかったわけだ。
3位以内を目指す戦いとなるが、グループステージに関してもU-23中国代表、U-23UAE代表、U-23韓国代表の3ヶ国とアジアにおいて強者と位置付けられる国々との対戦となるため、油断すれば決勝トーナメントに進出できない可能性もある。
やや小粒感のあるU-23日本代表は、果たして3位以内に入り五輪の出場権を獲得することができるのか。
日本の初戦は4月16日のU-23中国代表戦となる。
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