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「カタールW杯」運命のスペイン戦に向けた久保建英の覚悟、東京五輪で大号泣した悔しさを晴らせるか

写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
カタールW杯のグループE第3節「日本対スペイン」の一戦が12月2日AM4:00(日本時間)に行われる。

「勝点3にフォーカスできない選手は明日の試合に出るべきではない」

日本代表MF久保建英は試合に向けてそうコメントし、静かに運命の試合に向けて集中力を研ぎ澄ましている。

チーム最年少の久保が日本代表に静かな「喝」

11月30日にドーハ市内で行われた日本代表の練習後、久保建英は報道陣に対応。

「勝点3にフォーカスできない選手は明日の試合に出るべきではない」とコメントした。

この言葉は、コスタリカ戦でチーム全員が勝利を意識しておらず、「引き分けでもいい」と思っていた選手が複数人いたことの証明であるとも言えるだろう。

また、スタメンを大幅に変更し、選手たちに「コスタリカに勝利する」というメッセージを与えられなかった指揮官にも当てはまる言葉だ。

「勝利のために戦う」

そんな勝負の世界で当たり前のマインドが欠けていたことで招いた現状を、久保は分かりやすくも鋭く表現した。

それはチーム最年少でありながら誰よりも「勝ちたい」という思いが強い久保から、日本代表への「喝」であると言えるだろう。

もちろん、自分自身にも喝を入れる為の言葉でもある。

久保自身、東京オリンピックの準決勝でスペインに敗れた悔しさは、絶対に忘れていないはずだ。

久保はスペイン戦で後半からの投入か、それともスタメンか

日本のサッカーファンの中では、コスタリカ戦に敗れた直後からグループステージ最終節のスペイン戦にどのようなスタメンで臨むべきか様々な案が出されている。

その中で最も多く見られる意見が、「三苫をスタメンで」という意見と共に、「久保をトップ下で起用すべき」という意見だ。

ドイツ戦は前半で退いており、コスタリカ戦に関しては出番なし。

コンディション的には日本代表の中で最も良い選手の1人だろう。

そして、何より日本代表選手の中で最もスペインを良く知っている選手であるため、日本のサッカーファンは久保のポテンシャルに懸けたいと考えているのだ。

しかし、練習後のコメントで久保は「明日チャンスがあれば」と発言している。

このコメントは、「後半から出場機会があれば」と捉えることもできることから、スタメンではなくベンチスタートである可能性もあるだろう。

もしくは、まだスタメンのメンバーは決まっておらず、「スタメンとして出場できれば」というニュアンスである可能性もある。

どちらにしても、コスタリカ戦のように日本の至宝をベンチに座り続けさせる采配だけは避けてもらいたいものだ。

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