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平均飛距離は240ヤード! 14歳の仁科優花がツアーデビュー「緊張した」

14歳の仁科優花。ツアーデビュー戦を1オーバーで滑り出した(撮影:鈴木祥)

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日◇5日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6535ヤード・パー72>

ツアーデビュー戦となった14歳の仁科優花(にしな・ゆうか、千葉・白井中3年)は、2バーディ・3ボギーの「73」。1オーバー・41位タイでドキドキの初日を終えた。

「スタートホールはかなり緊張したんですけど、だんだん慣れてきて、そこからは自分のペースを作ることができた。今後は、この緊張をいい方に変えられたらいいなって思います」

ゴルフを始めたのは小学4年生の時。幼い頃は器械体操をやっていたが、別のスポーツをやりたいと両親に言ったところ、父の良太さんがゴルフを勧めた。「強制的に始まったみたいな感じで、もう最初から競技ゴルフで、そんな楽しいとかはなかった。でも、スコアが出てからはすごく楽しくなってきて、課題とかを見つけて、改善していったりとかするのが今は楽しいです」。

ゴルフを始めて2年後には「全国小学生ゴルフ大会」で2位タイに入り、中学生になると海外のジュニア大会を経験。2022年には「IMGA世界ジュニアゴルフ選手権」に日本代表として出場した。

仁科の武器はドライバー。女子中学生ながら、平均240ヤードという規格外の飛距離を誇る。そのパワーの源には、幼い頃にやっていた器械体操がある。「体が柔らかいですし、土台ができてからゴルフを始めたので、スイングがある程度固まっているのかなと思います」。

同コースで行われたマンデートーナメント(主催者選考会)を3アンダー・7位タイで突破し、今大会の出場権を獲得。3日の練習ラウンドでは、先週の「ヤマハレディース葛城」を制した小祝さくらとともにプレーをする貴重な体験をした。「(小祝は)ショットの精度もそうだし、アプローチとかも全部が安定していて、すごかったです」とプロの技に感銘を受けた。

アマチュア最上位タイの41位から2日目をスタートさせる。「まずは予選通過して、最終日もプロと回って、自分の勉強になればいいかなって思います」。試合での経験すべてを自分の糧にする。(文・神吉孝昌)

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