ソロキャンプにはこれさえあればいい!?19cmのマルチグリドルを試してみた!

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一つで何役もこなすクッカーの新定番「鉄板マルチグリドル」

韓国で人気のアイテムに目を付けたJHQが日本に導入!

マルチグリドル発祥の国・韓国では、家庭で一般的に使われている調理器具

今やキャンプの定番アイテムとして、押しも押されぬ人気となったマルチグリドル。その人気の秘密は、

①鉄板に浅いくぼみがあるため、一つで焼く・煮る・炒める・揚げると、ほとんどの調理ができてしまう
②シーズニング不要ですぐ使える 
③手入れが簡単で軽い

と、調理ギアとして完璧といっていい性能を誇ること。

日本ではまだまだニューフェイスなギアにもかかわらず、キャンパー達の間で瞬く間に話題に。あまりの人気に、多くのメーカーが開発に参戦し、1年でさまざまなマルチグリドルがアウトドア市場を賑わせるようになりました。

そんなマルチグリドルの火付け役が、福岡県に本拠地を構えるJHQです。冷温水循環式の寝具や水素水生成器を販売している会社ですが、韓国人の代表を筆頭としたスタッフたちが、近年、韓国の家庭やキャンプで人気が出ている調理器具マルチグリドルを見てすっかりお気に入りに。日本でも探してみたら同じような商品がなかったため、独自開発したのだとか。

韓国のマルチグリドルにはいろいろな素材や形がありましたが、開発にあたり、JHQでは「家庭とキャンプの二刀流ギア」という良さを引き出すため、さらに工夫を重ねました。熱伝導率の良さや持ち運びのしやすさはもちろん、IH対応、シリコンミトンといった付属物もセットにしてJHQならではの鉄板マルチグリドルを完成。アウトドア事業としてのデビューを華々しく飾ったのです。


ソロキャンパー待望の19cmサイズは、既存の33cmと何が違う!?

直径19cm、片方取っ手、330g。コンパクトさに改めてびっくり

右が最初に販売した33cmサイズ、左が19cmサイズ

そもそも19cm誕生のきっかけは、「ソロキャンプ用のサイズが欲しい!」というユーザーからの声が多かったこと。取り扱い店舗にもヒアリングしたところ、やはり登山やツーリングをする人から小さめサイズを希望する声が上がっていたのだとか。

そこで「完全にソロに特化したマルチグリドルを作ろう」と、サイズを試行錯誤。20cmを超えるとちょっとかさばるように感じる、かといってあまりに小さいと肉しか焼けなくなる…。いろいろな意見を吸い上げて、手軽でいて一人用の食事がちゃんと作れる19cmに落ち着きました。

さらに、コンパクトさを追求して両方あった取っ手も片方に。その結果、重さはなんと330g。このサイズなら、取っ手が片方であってもラクラク扱えます。

シーズニング不要で焦げ付きにくい!自慢のイノーブルコーティングはそのまま

鉄板マルチグリドルといえば、「シーズニング不要」「焦げ付きにくくお手入れが簡単」というのも大きな魅力。これは、表面に施した炭模様の凹凸とイノーブルコーティングという特殊な加工を施しているためで、調理後はサッと拭き取るだけでOK。ツーリングや登山など、水を節約したい時にもぴったりです。

また、錆びることがないので帰宅してからもシーズニングなどの手入れをしなくても、薄めた洗剤などで洗ってふき取るだけで次回使うまでピカピカのまま。約100万回の摩耗テストにも合格するほど耐久性に優れており、長く相棒になってくれるのもうれしいポイントです。

キャンプ特化を想定して、IHは使えなくなっている

33cmサイズは「家庭でもキャンプでも使える」ことを目指してIHにも対応していましたが、19cmサイズはガスコンロや直火のみ。この理由は、小さくなった分、底の高台も狭くなり、機種によってIHが反応しないからだそう。

「IHにきちんと反応することを考え始めると大きさが中途半端になってしまい、ソロキャンパーの使い勝手という目的がぶれてしまう。そこは振り切りました」と広報の池田さん。

直火しか使わないことの多い野外において、たしかにIHはそこまで優先度の高い機能ではありません。ユーザーの声に応えて選んだ軽さと手軽さが、マルチグリドル19cmの最大の武器となりました。


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