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「何もなく終わっちゃった感覚(笑)」前年覇者・稲見萌寧ら37人がセカンドカットで最終R進出ならず

昨年覇者・稲見萌寧はセカンドカットラインにわずか1打及ばなかった(写真は2日目)(撮影:上山敬太)

<リシャール・ミル ヨネックスレディス in 朝霧 最終日◇4日◇朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県)◇6687ヤード・パー72>

悪天候により初日が中止。2日目はコースコンディション不良でスタート時間が大幅に遅れて、さらに濃霧によってサスペンデッドとなった。そんな“超異例”大会は、最終日までもつれ込んだ第1ラウンド終了後にセカンドカットを実施。イーブンパー・54位タイまでの70人が予選通過を果たしたが、実際に9ホールの最終ラウンドへ進めたのは2アンダー・26位タイまでの33人のみとなった。

ディフェンディングチャンピオンも、セカンドカットに阻まれた37人のうちのひとりだ。稲見萌寧は1バーディ・1ボギーでアウト9ホールを消化して2日目を終えると、再開後は15番でバーディを奪取。1アンダーの「71」で第1ラウンドを終えたが、セカンドカットラインに1打及ばなかった。

前週は予選落ちだっただけに、「ディフェンディング(大会)で予選落ちがストップしたから、ひと安心はひと安心」と胸をなでおろしながらも、「試合のなかでやらないといけないこともあるので、(最終ラウンドを)やりたかったなというのが一番」と残念がった。

調子についても「アイアンはうまくいっている」と手応えを感じ始めているだけに、たった18ホールで戦いが終わったことは、やはり口惜しい。「1ラウンドも回った気がしなくて。今週は何もなく終わっちゃった感覚(笑)」と振り返った。

ツアー無期限休養を宣言している成田美寿々は“スポット参戦”だったが、こちらも1打及ばずにセカンドカット。大会主催のヨネックスに所属する若林舞衣子、西郷真央らも同様だ。ウェイティングで急きょ出場が決まった原江里菜と松森彩夏、海外メジャー「全米女子オープン」の出場権を獲得した佐藤心結(みゆ)らは薄氷の予選通過としたものの、サンデーアフタヌーンにプレーすることは叶わなかった。(文・笠井あかり)

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