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渋野日向子のキャディと急きょタッグ 西村優菜「本当に感謝です」

西村優菜は急遽新キャディを起用(撮影:GettyImages)

<HSBC女子世界選手権 最終日◇3日◇セントーサGC(シンガポール)◇6775ヤード・パー72>

最終日にボギーフリーの「66」をたたき出し3位タイで終えた西村優菜だったが、実は前夜にアクシデントがあった。帯同キャディの“DT”ことデイビッド・テイラー氏が体調不良に。そして渋野日向子のエースキャディである“JB”ことジョン・ベネット氏がバッグを担ぐことになった。

ベネット氏は今大会の待機キャディとして控えシンガポールに滞在していた。横峯さくらが2009年に賞金女王戴冠した時にエースとして支えたベテランとしても知られているが、このコースでキャディをするのは初めてだったという。「たまたま待機キャディでいてくれた。奇跡だと思う」。そんな即席コンビは息を合わせ、そして今季初のトップ10入りを決めた。

そして支えてくれた2人に感謝する。「急きょこの暑い中、回ったこともないコースで担いでくれたJBに本当に感謝です。DTはアンラッキーだったと思う。彼に担いでもらってこの3日間まで来た。いい報告をしたいと、それを思いながらずっとラウンドしていました」。

回復したテイラー氏がホールアウトを迎え、西村は“相棒”の体調を気遣いながらもその姿にうれしそうだった。次戦の中国戦「ブルーベイLPGA」では西村はテイラー氏と、渋野はベネット氏とのコンビで上位争いを目指す。(文・笠井あかり)

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