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【2023年ゴルフルール改正】ボールの捜索時間3分から延長できるケースが明記された

1.遠くで見つかったボールを確認する時間として「1分」が認められることになった

2023年の改正により、「規則18.2a(1)/3『球を確認するための合理的な時間』の意味」が明記され、ボールの捜索時間3分に加えて、遠くで見つかったボールの確認のために1分間が設けられることとなった。

2019年の規則では3分経過後に確認できることに言及されていたものの、その時間までは定められていなかった。今回の改正によって、よりスムーズに競技を進行しやすくなったといえるだろう。

2.ボールの捜索に関する基本的なルール

ボールがOB方向や林の中へ飛んでしまったとき、長時間探しているプレーヤーも少なくない。しかし、ボールの捜索時間はルールで定められている。競技でなくとも、目安として覚えておこう。

ボールの捜索は3分間が原則

「規則18.2a(1)球が紛失となる場合」では、プレーヤーやキャディがボールを探し始めて3分以内に見つけることができなければ、紛失となることが定められている。

ただし、遠くにあるボールが自分のものかを探すためであれば、1分間が合理的な時間として追加できる。

合理的な時間として「1分」の追加が認められるケース

例えば、プレーヤーがボールを捜索して2分45秒のタイミングで、「このボールかもしれない」と15秒ではたどり着けない距離から同伴者が声をかけてきた場合は1分の追加が認められる。この場合、捜索開始から3分45秒以内にその場に行き、ボールが自分のものであれば紛失とならないのだ。

ただし、確認したボールが自分のものでなかった場合、これ以上の捜索は認められず、紛失となる。

紛失となった場合は直前のストロークを行った場所からプレー

ボールが紛失した場合、プレーヤーは1打の罰を加えて直前のストロークを行った場所から再度プレーしなければならない。ただし、直前のストロークを行った場所によって対応が異なるため注意しよう。

  • 【ティーイングエリアの場合】
    • ティーイングエリアの中からプレー
  • 【ジェネラルエリア、バンカー、ペナルティーエリアの場合】
    • 基点から1クラブレングス以内で、基点よりホールに近づかないようにドロップしてプレー
  • 【グリーンの場合】
    • 直前のストロークを行った場所にプレースしてプレー

また、日本のゴルフコースでは、プレイング4が設置されているケースが多く、元の場所に戻らなくとも、そこから4打目でプレーを再開することも可能だ。

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