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「ショットをピンにつけられて」 稲見萌寧が4連続バーディ含む8アンダーで2位発進

稲見萌寧が自慢のショット力を取り戻し、8バーディ・ボギーなしの「64」をマークした(撮影:鈴木祥)

<TOTOジャパンクラシック 初日◇2日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>

太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)で開催されている、日本で唯一の米国女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」は、初日からビッグスコアが飛び出し、激しい伸ばし合いとなっている。

稲見萌寧は、4連続バーディを含む8バーディ・ボギーなしの「64」をマークし、首位の岩井明愛と1打差の2位タイにつけた。「久しぶりにビッグスコアを、しかもショットをピンにつけられてスコアを出せたのも久しぶりだったので、すごくよかったと思います」と、自信を取り戻す1日となった。

「最近ショットがあまりよくなくて、チャンスにつけられませんでした」と語るように、直近2試合では42位タイ、43位タイと結果を残せていなかった稲見。「今日はパーオンできていますし、結構ピンに絡んでいけた」と、18ホールすべてでパーオンを達成したショットが好スコアを支えた。

「毎日、最近ちょこちょこ考えることを変えたりしている」と試行錯誤するなかで、「トップまで下半身が回りすぎていた」と不調の原因に気づき、「そこ(回りすぎ)を抑えるように」意識したところ、「緩さがなくなった」。

その結果、「ちゃんとフェードしてくれて、(ピンを)狙いやすかった」と攻めのゴルフを展開。11番からの4連続バーディはいずれもショットでチャンスを演出し、13番と14番では1メートル以内につけるベタピンショットを見せ、ギャラリーを大いに沸かせた。

「今日いいプレーができたので、これを続けられるように頑張りたい」。2020-21年シーズンの賞金女王に輝いた稲見が、復調したショットを武器に攻めのゴルフで今季初優勝を目指す。

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