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「トミヤスは自分に似ている」元英代表のレジェンドが冨安健洋を称賛!「彼は本物のディフェンダーだ」

イングランド代表としても活躍したキャラガーが、冨安を褒めちぎっている。(C)Getty Images
イングランドの地で初めての敗戦を喫するも、この男への評価は変わらないままだ。

冨安健洋が所属するアーセナルは現地時間11月20日のリバプール戦に0−4で敗れ、冨安加入後の初黒星を喫した。

開始序盤から守勢に立たされ、冨安自身も同じサイドのサディオ・マネの圧力に耐える展開が続いた。

33分には自身への激しいチャージをきっかけに、戦況を見守っていたアルテタ、クロップ両指揮官が口論となり、ともにピッチ外でイエローカードを受けるという事態にも発展している。

前半途中にはアーセナルがボールを繋ぐ時間帯もあったものの、マネ、モハメド・サラーをはじめ攻撃のタレントが豊富なリバプールが主導権を握る。39分に先制点を奪われると、後半にも3失点を許し、一方的なゲーム内容となった。

今季リーグ戦4敗目は冨安加入後の最多失点での大敗。だが、現地では日本人ディフェンダーの動きを讃える、元代表選手の声があったことも伝えられている。
英メディア『HITC』では、当日のテレビ解説を務めていた元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーによる、冨安のプレーについてのコメントを掲載している。

記事では「トミヤスは自分に似ている」とキャラガー氏が語ったとしており、「フルバック(サイドバック)でもセンターバックでもどちらでもこなすことが出来る、自分の理想のディフェンダーのひとりだ」と、ディフェンスでのスキルの高さを評しているという。

現役時のキャラガー氏も、ディフェンスの両サイドや中央で主にプレー、リバプールの一員としてクラブにいくつもの栄誉をもたらした。そのクラブレジェンドが、現在アーセナルのゴール前で身体を張る若き日本人に対し、「トミヤスは本物のディフェンダーだ」と、この上ない賛辞を贈ったことも記事では紹介している。

また、「決して攻撃的ではないものの、守備面は非常に堅実。アーセナルはこの日本人を獲得して本当に良かった」として、キャラガー氏に同調する形で同メディアの見解も示している。

チームの敗戦も、選手としての価値は揺らいではいないようだ。リーグ戦は3分の1に差し掛かったばかり。熾烈を極める戦い、下を向いている時間はない。

構成●THE DIGEST編集部

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