八村塁が復帰に向けて“大きな一歩”。今季初めてウィザーズのチーム練習に参加!<DUNKSHOOT>

開幕から欠場が続いていた八村は、今季初めてチーム練習に参加した。(C)Getty Images
ワシントン・ウィザーズは現地時間11月22日(日本時間23日、日付は以下同)、個人的な事情により開幕から欠場が続いていた八村塁が、ウィザーズ傘下のGリーグチーム、キャピタルシティ・ゴーゴーの練習に参加していることを発表した。

今季からウィザーズを率いるウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチ(HC)は、「ルイの状態はすごく良さそうだ。やる気満々だ。元気そうだし、コートに立って戦うのが待ちきれない様子だった」と語っていた。

それから一夜明けた23日、アンセルドJr.HCは、八村が本日のチーム練習に参加したことを明かした。練習内容は「実戦形式やコンタクトはなかった。昨日、出場時間が長かった選手が多かったため、メンタルデーだった」というが、「(八村が)練習に参加できて良かった」と安心した様子だった。

今年6月のプレーオフ1回戦を最後に、NBAのコートから遠ざかっていた八村にとっては久々のチーム練習。指揮官は「お互いのスペーシングに取り組めるようになって良かった。(ルイはまだオフェンスを)学んでいるところ。まだ時間はかかると思うが、シュートの状態は良かった」と評価している。
今季のウィザーズはスペンサー・ディンウィディー、カイル・クーズマ、モントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープといった実力者の加入で戦力アップに成功。ここまでイースタン・カンファレンス4位の11勝6敗(勝率64.6%)と好成績を残している。

八村と同じポジションのクーズマやハレルがチームにフィットしていることから、今季のプレータイムは保証されていない。しかしアンセルドJr.HCは、「彼のダンカースポット(ベースライン際のスペース)からの能力、インサイド、ペイント内のフィニッシュ力、ドライブからの得点力。すべてがチームにとって欠かせない」と重要な存在であることを強調。

具体的な復帰時期については依然として未定だが、指揮官が「今日は大きな一歩だった」と語ったように、過去2シーズンにわたって先発を務めたフォワードの合流はチームにとっても朗報だ。

プロ入り後はスコアラーやストッパー、センター起用など様々な役割をこなし、適応力の高さを見せてきた八村。成長著しい23歳が新しいシステムに馴染み、コートに立つ日はそう遠くないかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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