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平均飛距離は2年前よりダウン でも終盤戦にはビッグドライブ連発!【渋野日向子・今季スタッツ振り返り】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

スイング改造を施して挑んだ21年 渋野日向子の平均飛距離はどうだった?(撮影:佐々木啓)

現地時間の来週12月2日から、来季の米国女子ツアー出場権を争う最終予選会(Qシリーズ)がアラバマ州で行われる。全8ラウンド、計144ホールの長丁場で20位以内に入ると、来年多くの試合に出場できる見込み。そして、ここには渋野日向子も参加する。世界で戦うためにスイング改造を敢行するなど、大きな変化を伴った1年の集大成。それを前に、今季国内ツアーでの渋野のスタッツを振り返ってみよう。今回はドライビングディスタンスに注目。

超最新!渡米直前の大会で撮影した渋野日向子のドライバースイング【連続写真】

今年初戦となった3月の「ダイキンオーキッドレディス」で多くの人が驚いたのが、渋野のドライバースイングだった。極端にトップの位置が低く、明らかに以前とは異なるもの。この時はまだ取り組み開始直後だったこともあり、出球の安定性を欠き、飛距離も大幅にダウンしていた。しかし、徐々にそのスイングが定着。日を追うごとにスイングの鋭さは増していった。

今季のドライビングディスタンスを見ると245.28ヤード。渋野は昨年、今年とシーズン途中に海外転戦を行っていたことで、規定ラウンドに達していないため順位は出ていないが、これは現在のツアーで14位に相当する。

ちなみに2019年は、平均248.21ヤードで12位だった。スタッツ上、飛距離は落ちているが、前述したようにスイングが体に馴染みはじめた終盤戦では、ビッグドライブを連発している。例えば、渋野にとって今季初優勝大会となった「スタンレーレディス」は、計測ホールで4日間平均259.667ヤードを記録。当時アマチュアの佐藤心結がマークした260ヤードに次ぐ、全体2位の成績を残した。

秋ごろからは渋野自身も「振り切れるようになった」と、飛距離への手応えも口にしていた。“進化の途中”を強調する新スイングをさらに極めた時、いったいどれほどの“飛び”を見せることができるか?

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