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星条旗仕様のネイルで気分上昇 佐藤心結は飛距離生かしメジャー攻略へ

星条旗スタイルのネイルを披露する佐藤心結(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 事前情報◇5日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

19歳の挑戦がまもなく始まる。今月21日に20歳の誕生日を迎える佐藤心結が、世界最高峰の舞台「全米女子オープン」で世界デビューする。日本最終予選会を突破し出場権を獲得した佐藤。大一番を前に気合も入るが「大舞台過ぎて緊張もしています」と初の海外メジャーを前にして鼓動も早くなる。

先週開催の国内ツアー「資生堂 レディスオープン」に出場してから渡米。月曜日から早速18ホール、火曜日、水曜日はともに9ホールをこなしたが、少し体調が思わしくない。そんな中でも最低限の調整を終えて「難しいなと思いますけど、すごくやりがいのあるコースというか、楽しいなという感じです」と胸は高鳴る。体調も回復傾向にあり、まずは日本勢トップバッターで現地時間木曜の朝にティオフを迎える。

面積の狭いグリーン回りは深いラフ。フェアウェイからしっかりとグリーンを狙うためにも、「ティショットでフェアウェイに置くのがいちばん大事だと思いますし、グリーン回りのラフが厄介」と、警戒すべきポイントは多い。それでも期待のプロ2年目にとっては、特別長いわけではないこのコースでは、そのティショットが武器となる可能性も高い。

総距離は6500ヤードを少し上回るほど。日によっては短くなる日も出てきそうだ。その中で、国内のドライビングディスタンスが250ヤードを越える飛ばし屋の佐藤からすれば、2打で届くパー5や、度数も近くまで運べるホールがあり「そういうところでは飛距離も通用するのかなと思います」と、チャンスメイク可能なホールを想定する。

「そこでしっかりとバーディを獲りたい」と意気込むが、ひとたび海風が吹けば難易度ががらりと変わるペブルビーチの攻略に、得意の飛距離で挑む覚悟。今回の渡米に際しては爪に星条旗をあしらったネイルを施してきた。期待、不安、緊張といった感情が入り交じるなか、油断大敵を肝に銘じ、まずは好スタートを切りたいところだ。(文・高桑均)

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