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10月にパパになるバケットハットの“リョウ”、勝俣陵が9月に稼いでおきたい理由

前週からバケットハットをかぶってプレーしている勝俣陵(右)と橋本竜摩キャディ(撮影:ALBA)

<フジサンケイクラシック 事前情報◇29日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>

前週の「Sansan KBCオーガスタ」最終日、バケットハットの“リョウ”がリーダーボードを駆け上がった。といっても石川遼のことではない。昨年、初シードを獲得した27歳の勝俣陵だ。ちなみに、石川も勝俣もともに埼玉県出身で、21年の「関西オープン」では勝俣が石川のキャディを務めるなど交流がある。

そんな勝俣が8月1日(火)に自身のSNSにて結婚を発表。10月には第一子が誕生する。2戦前の「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」あたりから調子を上げ始めた勝俣は「出産する前に稼ぎたいですね」と燃えている。
 
性別は「女の子」。名前は「いろいろ考え中」だという。「いま流行りの名前だと他の子と被っちゃうので被らないようにしたいですね」。候補があるのか聞いてみると「内緒で!(笑)」と笑いながら「海外に行ったときにでも馴染めるような名前にしたいなとは思っています。キラキラネームとかはつけたくないですね…(笑)」と少し考えながら、候補ネームは出産後の楽しみとなった。
 
前週は3位タイと上位フィニッシュ。480万円を加えて獲得賞金は1000万円を超え、賞金ランキング42位に浮上した。今大会含め、9月は「ANAオープン」、「パナソニックオープン」、「バンテリン東海クラシック」と賞金総額1億円を超える試合ばかり。「流れがいい状態。ここから賞金も大きくなってくるので頑張りたい」と意気込む。出産予定日の10月までの約1カ月間で稼いで「賞金シードを確定させて、出産に立ち会いたい」という思いも。例年通りなら、賞金シードのラインは1200万円前後が目安となる。
 
今シーズン、思うような成績が残せず苦しんでいたが、「特に何かを変えたことはないんです。三觜コーチ、橋本キャディとともにラウンド中のアライメントを意識するようになってからショットの調子が上がってスコアが伸びました」と、基本的なアドレスの向きなどを正したことで不調から脱出した。
 
もうひとつ、調子がいい要因は信頼できるキャディの存在。「大学からの親友にキャディをやってもらっているんですが、本当に気持ちを楽にしてくれる」。日大ゴルフ部でともに過ごした橋本竜摩氏が勝俣のキャディを務める。普段はレッスンをしつつ、ツアープロコーチを目指すために、勝俣を教える三觜喜一コーチのもとで修業を積んでいる。
 
これまでミスをするとイラついてしまうことがあったが、「和ましてくれるんです。もともと頑張らなくちゃっていう意識が強くてプレーに出てしまっていたけど、いまはふたりで楽しく試合に出ている感じ。すごく楽しいです」と話す。きょうの練習ラウンドでは橋本キャディと肩を組み笑顔で写真に収まった。
 
今大会が開催される山梨県の富士桜カントリークラブは「難しいイメージがありますが、自分のなかで調子がいい状態なので、欲を出しすぎず、ボギーを減らして、得意なショットでどんどんピンにつけたい。最終的には優勝争いができたらいいなと思っています」と難コースに勝気で挑んでいく。(文・高木彩音)

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