残り150ヤード、グリーン手前にバンカー、さてどう打つ?

腕と体を同調させながら、耳の高さまで手元を上げる。コンパクトなトップを心がけよう。そしてインパクト手前からフィニッシュにかけて、左ヒザを伸ばす。腰がスムーズに回って大きいフィニッシュになる

高い球を打つポイントは2つ。アドレスとスイング幅です。まず、ボール位置を真ん中よりボール半個ぶん左足寄りにセット。アッパーブローでインパクトしやすくなります。また、フェースを10度ほど少し開いて構えることで、打ち出しを高くしましょう。

スイングでは、小さいトップ、大きいフォローで振ることが大切。フェース面が上を向き、高い球を打ちやすくなります。耳の高さまで手元を上げてトップを作り、左ヒザを伸ばして振り切りましょう。腰がスムーズに回り、深いフィニッシュを取ることができますよ。

気をつけたいのは、左手首を甲側に折るようなすくい打ち。これではボール手前にヘッドが落ちてダフるか、芯を喰わずに飛距離が出ず結局バンカーに入ってしまいます。ボールを上げるのはあくまでもロフト。そのロフトが自然と上を向くようなアドレス、スイングをすることが大切なのです。

工藤広治
くどう・こうじ/1973年生まれ、茨城県出身。2007年にPGA入会。現在はトラックマンを活用したレッスンで初心者からプロゴルファーまで、幅広くサポートしている。工藤ゴルフスクール代表

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