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英国帰りで時差ボケにも負けず日本タイトルへ 賞金ランク1位・中島啓太「気持ちを切り替えて優勝を」

英国帰りの中島啓太が日本タイトル奪取を狙う。(撮影:ALBA)

<日本プロゴルフ選手権 事前情報◇26日◇恵庭カントリー倶楽部(北海道)◇7441ヤード・パー72>

先週の海外メジャー「全英オープン」で無念の予選落ちを喫した中島啓太が、気持ちを切り替えて国内メジャー獲りを狙う。

プロとして初めて臨んだ海外メジャー。初日「72」の1オーバー・48位タイで滑り出したが、2日目は16番からの上り3ホールでボギー、ボギー、ダブルボギーと4つスコアを落として「76」の5オーバー。トータル6オーバーで2打及ばず予選落ちに終わった。

カップまで20歩のイーグルパットを沈めたり、名物ホール17番パー3で80センチにつけるスーパーショットを見せたり、要所要所で“ナイスパー”とするなど見せ場も作った。しかし、週末にプレーできずに「すごく悔しかったです」と振り返るが、「いいパーセーブもありましたし、難しい場所からパーを拾えた。最後まで予選通過を狙える位置でプレーできたのは、パーセーブのおかげだと思います」と粘れる力を少しでも発揮できたことを収穫として挙げた。

日曜日に帰国して、火曜日の昼に北海道入り。「昨日は1時間半寝ました」と時差ボケに悩まされている。練習ラウンドも軽めにし、この日はインの9ホールを回ったのみ。アウトの9ホールはぶっつけ本番になる。「フロントナインは分からないけど、フェアウェイが狭くてラフが伸びているところがある。なるべくドライバーを持って(グリーン)近くにもっていきたい。ショートアイアンはラフから止まらないわけでもないので、なるべく攻めていきたい」とメジャー仕様の難コースをドライバーで制圧する構えだ。

昨年9月にプロ転向をして、今年の「ASO飯塚チャレンジド」でプロ初優勝を遂げた。5週連続最終日最終組に入るなど、毎週のように優勝争いを演じ、現在賞金ランキング1位。そろそろ国内メジャータイトルも欲しいところ。

英国では悔しさが残ったが「今週は今週で切り替えたいですし、優勝目指して頑張りたい。メジャー大会ですし、みんな優勝目指していると思うので、あきらめずにプレーしたい」。時差ボケの影響で体調は本調子ではないかもしれないが、英国で見せた粘りを北の大地でも発揮して“プロ日本一”の称号を狙う。(文・小高拓)

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