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渋野日向子は悔しいダボも『69』「なんとか耐えられて良かった」 残り2日で上位浮上へ

浮上を狙った2日目だが、ダブルボギーを悔やんだ渋野日向子(撮影:ALBA)

<メイバンク選手権 2日目◇27日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

初日は1アンダー・52位タイと不満が残る内容だった渋野日向子。巻き返しを狙った2日目、途中までは快調にスコアを伸ばしていたが、上がり3ホールにさしかかったところで思わぬ落とし穴が待っていた。

この日10番からスタートした渋野は11番パー3で3メートルを決め幸先よくバーディを奪うと、13、14番で連続バーディと波に乗る。18番パー5では、3打目をピンの右1.5メートルにつけバーディ。前半を4バーディ・1ボギーで折り返す。

後半に入り4番パー3、6番パー4でもバーディを決め、一時は6アンダーまで伸ばしたが、迎えた7番パー4。ここで痛恨のダブルボギーを喫してしまった。結局6バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「69」と出入りの激しいゴルフで、トータル4アンダーでのホールアウトとなった。

2日目のプレーを終えて、大会を放送するWOWOWのインタビューに答えた渋野。「途中ダボを打ってしまったのは悔しいですけど、まぁなんとか耐えられて良かったかなと」。問題の7番だが、セカンドをグリーン左の斜面に落とすと、ボールは敷き詰められたウッドチップの上に止まる。3打目のアプローチはやや強めのインパクトでグリーンオーバー。4打目で3メートルショートし、残ったパットを決めきれずダボとしてしまった。

「(グリーン周りの難しさについて)それは思いました。7番のダボのところは木に引っかかってて良かったのか、悪かったのか。ボギーには抑えたかったけど、ダブルボギーにしてしまったのがすごい残念です」と悔しさをにじませる。

南国特有のスコールが連日降る状況について、「朝露がすごい多いので、朝とかはそこら辺も考えなきゃいけないのかなって思うんですけど、水はけがいいのか、まったく水たまりがない。グリーンも仕上がってますし、フェアウェイのコンディションもいいと思う。雨の影響は少ないんじゃないかな」と気にする様子はない。

上がりホールとなった9番では、グリーン左サイドの難しいバンカーから見事なパーセーブをみせた。「8番でバーディとれなくて悔しかったんですけど、9番は難しいのをなんとかパーセーブできて良かったかなって思います」と話したように、2日目はダボこそあったものの、ボギーのピンチをしのぎ続けての「69」だった。

快調にスコアを伸ばしていただけに、悔やまれる終盤の内容ではあったが、「残り2日あるので、しっかり上を目指して頑張りたい」と最後は気持ちを切り替えた渋野。明日こそはプレーの歯車を合わせ、ビッグスコアで上位進出を狙う。

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