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プロ初Vを挙げた思い出の大会 畑岡奈紗はレジェンドからの金言に刺激

今季国内初出場の畑岡奈紗。ホステスプロとして気合いは十分だ(撮影:上山敬太)

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前情報◇21日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>

米国女子ツアーを主戦場にしている畑岡奈紗が、今シーズン初となる国内ツアーに参戦する。「今年は50周年の記念大会でもありますし、初優勝した思い出の地でもあるので。ホステスプロとして大会を盛り上げられるようなプレーができればなと思います」。2017年にプロ初優勝を挙げ、ダンロップと用具契約を結んでいる畑岡にとって、この大会への思い入れは人一倍強い。

先々週の米国女子ツアー「クローガー・クイーンシティ選手権」を16位タイで終え、先週の14日(木)に帰国した。自身の現在の状態については「ショットもパットもボチボチかなと思います」と冷静に話す。

21日は、プロアマ戦でコースのチェックを行った。19年以来、4年ぶりとなる今大会でのプレーとなるが、「グリーンは雨の影響で今のところは軟らかいですけど、だいぶラフが長い印象なので、フェアウェイもタイトに絞られているところがあって、少し狭くも感じますね」と例年以上に高難易度にセッティングされた利府GCに警戒を示す。

この日は1977年に「全米女子プロゴルフ選手権」を制し、日本人初の海外メジャー大会覇者となった樋口久子とラウンドを共にした。畑岡自身は今シーズン、海外メジャーでは「全米女子オープン」で4位、「アムンディ・エビアン選手権」では3位に入るも、悲願のメジャータイトルを手にすることができなかった。「今年のメジャーでは最終日に伸ばせなくて、勝てなかった。樋口さんはメジャーも勝っていますし、そういったところを聞いていただきました。特別なことをせず、普段と同じような試合のルーティンができるのが大事かなと思いました」と大先輩からアドバイスをもらい、今後につなげる構えだ。

今後の米ツアーについては「アジアシリーズには全部出ます」と話した畑岡。レジェンドの言葉を胸に今大会2勝目を果たし、主戦場の米ツアーへ弾みをつけたい。(文・神吉孝昌)

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