• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 「来季は欲張って頑張っていきたい」 “飛ばし屋”葭葉ルミがシード復帰へ意気込む

「来季は欲張って頑張っていきたい」 “飛ばし屋”葭葉ルミがシード復帰へ意気込む

葭葉ルミが小田急百貨店新宿店でのイベントに参加した(撮影:ALBA)

23日、都内の小田急百貨店新宿店で行われた「冬のゴルフフェスタ」では、ツアー1勝の葭葉ルミがウェア契約を結ぶ「ゾーイ」のイベントに参加した。

このイベントでは、アマチュアゴルファーにワンポイントレッスン会を実施。自らドライバーショットを披露したあとは、アマチュアゴルファーのスイングを見てアドバイスを送り、交流を楽しんだ。「普段、ツアーを回っているとファンの方と交流する機会が中々なかったので、すごく楽しかったです」と有意義な時間となったようだ。

イベント後取材に応じた葭葉は、メルセデス・ランキング63位で終わった今季を振り返った。「すごく苦しかったですね。バーディは結構とれたんですけど、その分ボギーも増えて、スコアを作っていくことができなかった。シーズン前は、ショートゲームとパターに自信があったんですが、中々うまくいかなくて。来季はそこを修正していきたい」。

そして、葭葉といえば集計が始まった2017年以降「ドライビングディスタンス」(ティショットの平均飛距離)で同年(260.76ヤード)と翌18年(258.29ヤード)で2季連続1位、19年(253.67ヤード)は2位、20-21年(250.03ヤード)の8位、22年(255.55ヤード)の2位など、女子ツアーきっての“飛ばし屋”だ。しかし、今季は12位(252.90ヤード)に終わり、ルーキーの神谷そらを始め、若手選手に追い抜かれる結果となった。

「そこまで飛距離は意識はしていなかったんですけど、結果的に自分の“ストロングポイント“がなくなったようで、ちょっと自信を無くしてしまった。今、若手選手は良く飛びますけど、自分もオフにしっかり筋力トレーニングをして、来季は負けないように頑張りたい」と話した。

そんな苦しかったシーズンの中でも、思い出に残った試合は長崎県のパサージュ琴海アイランドGCで行われた「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」。2016年からオフの合宿地として毎年使用し、馴染みのある“ホームコース”での試合は格別だったようだ。「私は東京都出身なので、地元での試合っていうのがないのですけど、選手権では長崎の方からたくさん声をかけてもらって。地元の選手のように接してもらって、とてもうれしかったです」と満面の笑みで振り返った。

オフシーズンは、好物のお寿司や趣味の釣りを楽しみたいと話す葭葉。ファイナルQTは56位に終わり、来季のレギュラーツアーはスポット参戦になる予定だが、「やっぱり優勝をもう一回優勝したいし、シードにも復帰したい。欲張って頑張っていきたいと思います」と目標を掲げた。

関連記事