石川遼の弟・航が8位と好発進!「理想に近いゴルフができた」

3アンダーの好発進を切った石川航。予選通過に向けて気を引き締めた(撮影:ALBA)

<横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centennial~ 初日◇3日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7231ヤード・パー71>

石川遼の弟・航が5バーディ・2ボギーの「68」をマークし、3アンダー・8位タイと好発進。一昨年のプロ入り後、ツアーでは自身初の60台スタートを決めた。

8歳年上の兄・遼は11番パー4で「8」を叩くなど、2オーバーの80位タイに沈んだが、航は終始安定したゴルフを見せた。「4メートル以内のバーディパットが何個か入ってくれたので、スコアを作りやすかった。今日は風があってすごく難しかったですけど、全体的に自分の理想に近いゴルフができた」と納得の表情でこの日を振り返った。

航は2021年の12月にプロ転向。日体大を卒業後は体づくりに尽力してきた。「ジムで週3、4回ぐらいトレーニングをして、ここ2年で体重が10キロぐらい増えた」と肉体改造に成功。飛距離も伸びて、平均300ヤードを飛ばせる体を作り上げた。

日体大時代の同級生・河本力や1学年下の中島啓太らがすでにツアー優勝を挙げているが、当然、刺激を受けている。「僕と同年代の選手がツアーを引っ張っているので、すごく尊敬している。力や啓太みたいな選手とラウンドをするとすごい勉強になります」。とライバルたちの活躍が原動力になっている。

「トップのスコアと身近にいたいと思っていた。でも、まだ4分の1しか終わっていないので、4日間プレーできるように」。まずは、プロ転向後2度目のツアー予選突破を目指す。(文・神吉孝昌)

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