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永峰咲希が驚いたテーラーメイド新1Wの性能 「曲がらないけど飛ぶ…不思議」

「飛距離、伸びてます!」 永峰咲希がテーラーメイドの新ドライバーを手にニッコリ(撮影:山代厚男)

10日(水)、テーラーメイドの新作発表会および報道陣向けの試打会が都内で行われた。カーボンウッド第3世代となる「Qi10シリーズ」のドライバー3モデル、ウェアウェイウッドなどが披露された会場には、同社契約プロの永峰咲希と、昨年のプロテストでトップ合格を果たした清本美波が登壇。新作の魅力を語った。

新シリーズは、カーボンウッドの可能性をさらに追及し、ボール初速を維持しながら、テーラーメイド史上最高の慣性モーメント「10k」を達成。クラウンのカーボンエリアを97%に拡大し更なる軽量化をはかったことで、アマチュアゴルファーからトップアスリートまで多くのプレーヤーが求める飛びと直進性、正確性の高さを実現させた。

昨年14本すべてのクラブをテーラーメイド製品で戦った永峰は、「安定した結果で、おかげでシードを取り戻すことができた」と、まずはサポートに感謝。そして、会場で今季から投入する「Qi10MAX」ドライバーについて聞かれると、さらに表情も明るくなる。

「オフに入って、すごく調子がいい。安定していて、一緒に回っている家族、コーチから『本当に曲がらないね』と言われています」。自分をよく知る人からの評価の高さは、その性能を実感するのに十分だ。

気になる飛距離について聞かれると「伸びています」と即答。「冬なのに、すごく飛んでいる。安定感はあるのに、曲がらないで飛んでいるのが不思議。助けられていますね。これからスイングを固めて、トレーニングしていけばもっと安定して打てると思う」と調整への楽しみを語った。前モデルに比べ大きくなったヘッドについても、「いつも通り構えることができて座りもいい。フェースが青くなったことで、しまり感があって、すごく好きな顔です」と違和感なし、といった様子だ。

このほかにも「マックスは本当に簡単。ボールが上がりやすいし、構えやすさもある。ドライバーに苦手意識がある人はとりあえずマックスを打てば慣性モーメントのよさを体感できると思う」、「今までは(ドローを打つため)右に飛び出して、つかまえきれないところがあったけど、今は右にちょっと出しただけで返ってきてくれる。ミスヒットしてもヘッドの動きが減ったのは、グリップの中で感じる」など、“やさしく飛ばす”を実現したニュークラブへの賛辞は止まらない。

2022年シーズンはシードを喪失するほど苦しい時間を過ごし、昨季は20年のメジャー大会「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で得た3年間の複数年シード権を行使して出場を続けた。そしてメルセデス・ランキング36位となり、同50位以内のシード圏内で1年を終えることができた。

今の意気込みは「Qi10ドライバーで早く3勝目を挙げたい。優勝して、地元宮崎の最終戦に出られるようにがんばりたい」というもの。その目標に向け、明日から沖縄でトレーニングを行い、それ以降は地元宮崎で調整を予定していることを明かした。“超やさしい”ニュードライバーとともに、4シーズンぶりの勝利を狙う。(文・小池文子)

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