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本当のお家騒動!? レジェンド、ゲーリー・プレーヤーが今度は息子と孫を訴えた! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

お金持ちも大変です…(撮影:GettyImages)

ゴルフ界のレジェンド、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)が息子のマーク・プレーヤー、その息子で孫のダミアン・プレーヤーを提訴した。二人はプレーヤーの優勝トロフィーやクラブなどのゴルフファン収集アイテムを販売しようとしたとし、プレーヤーからの返還要求に応じなかったもの。今年5月、プレーヤーは米フロリダ州パームビーチ郡で息子のマークに「法的措置」を実施、11月には孫のダミアンに対する訴訟に踏み切った。

こちらは仲良し!ウッズ親子

「できれば訴訟にはしたくなかったが、販売を止めるにはこの手段しかなかった」とプレーヤーの弁護士を務めるスチュワート・シンガー氏はコメントした。

87歳、メジャー9勝のプレーヤーは、トロフィーなどの“メモラブル・アイテム”、及びトレードマーク、ロゴなど管理するビジネスを息子のマークと行ってきたが、2019年、マークが同社に500万ドル(約6億7500万円)の債務があるとし、マークとのビジネス関係を終了した。がその後マークは無許可で1974年にマスターズで勝利したマスターズのトロフィーは2021年、52万3483ドルで売られ、また南アフリカオープンの優勝カップ、全米オープンで使用したアイアン、またマスターズで着用したゴルフシューズも同時に販売、プレーヤーから返還を求められていた。

一方でプレーヤーは2002年、ロンドンのオークション、クリスティーズで300点以上の収集品を販売し、南アフリカの貧しい学校への教育基金を設立、「私が亡くなったあとに、相続でもめないように」と“信託”を設定したと当時のパームビーチ・ポスト紙が伝えている。「これらのアイテムはすでにゲーリー・プレーヤーの所有ではない。所有しないものの返還要求はできない」とマーク・プレーヤーは主張している。

昨年8月に亡くなったビビアン夫人との間に6人の子供をもうけたプレーヤー。別の息子のウェインは2021年のマスターズ・トーナメントで、初のアフリカ系アメリカ人としてマスターズに出場を果たしたリー・エルダー(米国)がオナラリースターターとして登場した際、プレーヤーが使用するゴルフボールの箱を商業目的でテレビに映るように手にしていたことから、オーガスタ・ナショナルGCから「永久追放」の処分を受けている。(文・武川玲子=米国在住)

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