• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • プロテスト3度目の挑戦で初めて1次を突破 あすの試合を前に千葉雪乃は「“安心”に尽きる」

プロテスト3度目の挑戦で初めて1次を突破 あすの試合を前に千葉雪乃は「“安心”に尽きる」

大好きだというサンリオのキャラクター“シナモン”のヘッドカバーも、千葉雪乃の“安心”を後押し?(撮影:ALBA)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第7戦 リオン・ドールコーポレーション/ゼビオグループチャレンジカップ◇2日 事前◇ボナリ高原ゴルフクラブ(福島県)◇6418ヤード・パー72>
 
マイナビネクストヒロインゴルフツアー第7戦「リオン・ドールコーポレーション/ゼビオグループチャレンジカップ」が、あす3日(木)に一日競技で開催される。まず開口一番に「安心しましたー…それに尽きます」と、話したのは千葉雪乃だ。

千葉は、先月26日(水)から3日間の日程で行われたプロテスト1次予選(C地区・伊勢カントリークラブ)を見事突破。2021年から受験しているが、「初めて通過したんです」とホッとした表情を見せた。なるほどである。あすの試合を前に“安心”と心境を語ったのも理解できるし、この“安心”が今大会で上位を狙う好材料にもなりそうだ。
 
2次予選につながることができたのは、「1年かけて取り組んできた課題を克服できたからだ」と言う。もともと、ボールを上げるフワッとしたアプローチばかりだったのを「転がして寄せる技を増やして、いろんな場所から対応できるようにしました。去年のプロテストを終えたときに、アプローチが下手だなと感じたんです。そこから練習をして、習得できたのが今回の結果につながったと思います」と話した。
 
試合前日のこの日は、プロアマ戦で18ホールを回った。コースについて聞いてみると、「グリーンが難しかったので、アプローチが少し不安です」と話したように、今大会が行われるボナリ高原ゴルフクラブ(福島県)はグリーンのアンジュレーションもなかなかで、グリーンの芝目が目で見てわかるほど強く、プレーヤーを惑わせる。
 
だが、千葉にはプロテスト1次予選通過の安心と自信がある。怖がっていたらスコアをつくるのは難しくなるばかり。そのことを千葉はよく理解している。
 
「ショットの調子が悪くないので、なるべくセカンドショットでいい位置につけられるようにしたいです。もしグリーンを外したときは、頑張ってリカバリーします」と、増やしたアプローチの引き出しを使って慎重に攻める構えだ。昨年の同大会では4アンダー・2位だった千葉。今大会はリベンジ戦として、優勝を狙って挑んでいく。(文・高木彩音)
 
※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

関連記事