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14年賞金王・小田孔明が今季初の一桁発進 パターを1インチ伸ばして“パンチ”と”腰痛”回避

選手会副会長の小田孔明が6アンダーの好スタートを切った。(撮影:福田文平)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 初日◇22日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

選手会主催大会で副会長の小田孔明が7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。6アンダーで今季初となる一桁順位でのスタートを切った。

朝から雨が降りしきる中、パー5は2オンを狙わず3打目勝負に徹した。目標を定めるときも「あの辺でいいや」とアバウト。気負わないラウンドとなったが、1インチ長くしたパターが好スコアを支えた。後半11番からの3連続バーディは、2メートル、4メートル、3メートルの距離を沈めたが、他のバーディパットは「6~7メートルが入った」とグリーン上で一日の流れを作った。

先週の「ハナ銀行インビテーショナル」では、2日続けて「32」回とパットが足を引っ張り、今季2度目の予選落ち。「パチンと強く打ちすぎて」と高速グリーンに対応できていなかった。今週は道具自体を替えた。ブレードタイプから幅広ブレードのオデッセイ<ホワイトホット VERSA ダブルワイド>を投入した。シャフトは34インチから35インチに変更。転がりを良くして、「ラインだけを合わせてゆっくりストロークする」ことを心がけた。1インチ伸ばしたことで、「しゃがまなくていい」と腰痛対策になったとも笑顔も見せる。

今季は9戦中7試合で予選を通過しているが、最高成績は「中日クラウンズ」の35位タイで賞金ランキングは69位。2014年賞金王も今月45歳の誕生日を迎えた。「若い選手と回ると30~40ヤードおいていかれます。年々きつくなっていますが、年上でも頑張っている方もいますので…。(レギュラーツアーで)優勝はよっぽどかみ合わないときついですけど、何とかシードだけは保っていきたい」。2007年から続く賞金シード確保にこだわりもある。

小田は昨年から選手会の副会長に就任した。今大会は選手会が主催ということもあり、「みんなが動いてくれるので、一生懸命頑張っています。プレーでもみんなで盛り上げたい」と話す。今年は中島啓太や蝉川泰果ら生きのいい20代前半の選手の活躍が目立つが、今季初の一桁発進を決めた45歳もその輪に入って盛り上げ役になる。

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