• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 米下部コーンフェリーツアーの選手に朗報 全米オープンでもポイント獲得へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

米下部コーンフェリーツアーの選手に朗報 全米オープンでもポイント獲得へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

下部に挑戦する選手に朗報(撮影:鈴木祥)

2023年、日本から大西海斗、桂川有人らが挑戦する米下部のコーンフェリーツアーが変わる。これまで同ツアーのポイントが獲得できなかったメジャーの全米オープンだが、予選通過を果たし4日間戦った場合は、米国男子ツアーのノンメンバーとしてのフェデックスポイント相当をコーンフェリーツアーへ加算されることになった。これは同ツアーで戦う選手にとっては朗報となる。

フォローで顔が完全に横向き! 大西魁斗のドライバースイング【連続写真】

なぜなら全米オープンと同週にはコーンフェリーツアーが開催されているから。これまでは予選会を突破してつかみ取ったメジャー大会に出場すれば、コーンフェリーツアーを欠場することになってしまった。年間ポイントで来季の米国男子ツアー出場権を目指す選手にとっては、たった1試合でも欠場は大きな痛手、そのために出場を躊躇する選手も少なくなかった。また全米オープンに出場した結果、これまでポイント上位25名が獲得した「来季米国男子ツアーの出場権」にわずかに届かない…という不運も起こっていた。

例えば2021年、カリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGCでの全米オープンに出場したテーラー・モンゴメリー(米国)は予選通過を果たし57位に入ったが、コーンフェリーツアーの獲得ポイントはゼロ、年間の25位にはわずかに17ポイント足らなかった。
同週に開催されたコーンフェリーツアーに出場していたらどういう結果になったが知るよしはないが、その心配は取り除かれることになる。モンゴメリーは22年にコーンフェリーツアーから米国男子ツアーの出場権を獲得、22−23シーズンは米国男子ツアーのルーキーとして戦っている。

「コーンフェリーツアーには才能ある素晴らしい選手が何人もいる。彼らがメジャー大会で戦うことは大きな意味がある」とコーンフェリーツアー のアレックス・バルドウィン会長はコメント。「この変更は選手と理事会で数年話し合われてきたこと。より多くのコーンフェリーツアーの選手がメジャーで活躍することに期待している」と話した。

2023年のコーンフェリーツアーは、これいまで「入れ替え戦」とも呼ばれた最終4大会(2022年は3大会)の“ファイナルス”はなくなり、年間ポイントレースのトップ30選手が翌シーズンの米国男子ツアーの出場権を獲得する。(文・武川玲子=米国在住)

関連記事