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「分かりませんか?(笑)」体調不良で3キロ減 スッキリした菅沼菜々が単独首位に浮上

「65」とスコアを伸ばし、首位に立った菅沼菜々(撮影:福田文平)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>

 4アンダー・2位タイから出た菅沼菜々が1イーグル・7バーディ・2ボギーの「65」でスコアを伸ばし、トータル11アンダー・暫定単独トップに立った。

インコースからスタートした菅沼は、早速10番でバーディを奪うと、15番からは3連続バーディ。初日の勢いそのままにスコアを伸ばしていく。そして、ハーフターンで迎えた3番パー4では、残り160ヤードを6番アイアンで放つと、ピン手前60センチに落ち、そのままカップイン。イーグルを奪取した。

連日の好スコアをマークした菅沼。ショットもさることながら得意のパッティングも冴えわたっているようで、「感覚がすごくよくて、グリーンの速さとか自分に合っているというかすごくイメージがいいです」と13フィートもあった高速グリーンを攻略した。

さらに、もう1つ好スコアにつながった要因として、”体重減”の影響もあるようだ。2週前のホステス大会「スタンレーレディスホンダ」では、体調不良で棄権してしまった。原因は高熱で、食事をとることがままならず、体重が3キロも落ちてしまったという。だが「体重が落ちたことでスイングのキレが少し良くなった。ショットもだいぶ良くなってきたので楽しみです」と思わぬ収穫があった。

また、「(体重が落ちたことが)分かりませんか?(笑)」とおどけた菅沼。自称”アイドル風ゴルファー”を目指す菅沼にとって、体調不良は決して悪いことばかりでもなかったようだ。気になる体調は万全と笑顔で話した。

8月の3日間大会「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」以来のツアー2勝目を目指す菅沼。「4日間大会を勝つ選手はやっぱり強い選手だなっていう印象がある。でもあんまり気負わずに楽しくプレーできたらいいなと思います」とあす以降の決勝ラウンドへ意気込んだ。(文・神吉孝昌)

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