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宝クジより確率低い? 笹生優花 驚異のアルバトロス 普通のゴルファーには“ほぼ不可能” でも、だからゴルフには夢がある

米ツアーでアルバトロスを達成した笹生優花(撮影:GettyImages)

米国LPGAドライブ選手権2日目、パー5の2打目、残り217ヤードをカップインしてアルバトロスを達成した笹生優花。トータル8アンダー15位タイとしているが、この夢のような快挙、果たしてどれくらいの確率で出るものなのだろうか?

ゴルフにおいてホールインワンは達成が難しいとよく言われているが、さらに難しいのがアルバトロス。ダブルイーグルとも言われるアルバトロスは、パー5のホールで、パーの数より3打少ない打数、つまり2打でホールアウトする事(パー4なら1打)を意味する。ちなみにアルバトロスとは、英語でアホウ鳥の意味。
 
アルバトロスが難しいのは、パー5のホールでしか達成できないため、単純にその状況自体が少ないから(1ラウンド4回程度が通常)。さらにパー5の2打目でカップインするということは、必然的に飛距離と方向性という両方の技術が必要で、プロの試合でもめったに出るものではない。なみに、パー4のアルバトロスもあるが、その数はパー5の記録に比べると極端に少なく、日本ツアーでは1998年の中日クラウンズ1番ホール(341ヤード、パー 4)で中嶋常幸が記録している。
 
アルバトロスの出る確率は、およそ100万から200万分の1、とされている。200万分の1という確率は、宝クジの1等賞が当たる確率と同等と言われているが、もちろんこれは条件によっても異なる。
※別のデータでは1等の当たる確率は1,000万分の1、年末ジャンボ宝クジの1等が当たる確率は、2,000万分の1といわれる。
 
アメリカでは年間200回程度(それでもそんなにあるとは驚き!)あるようだが、一般ゴルファーはパー 5で2 オン出来ない場合が多い(短いサービスロングなどは別)から、アルバトロスが出る確率はさらに低くなると予想される。

結論としては、ほぼないに等しいくらいの確率だろう。しかし宝クジは買わなきゃ絶対当たらない、と言われるように、たとえドライバーの飛距離が230ヤードでも、何かにボールが跳ねて思いのほか距離が出ることもある。絶対に2オンできないとも限らない。なにが起こるかわからないのがゴルフ。タラレバを言ったらキリがないが、ひょっとしたら出るかも?と思ってプレーできるほうが楽しいのは間違いなさそうだ。

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