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「後ろ向きは捨てます」 原英莉花は米国ツアーQスクールで痛恨のミスを悔やむも、心機一転、自分自身を力強く鼓舞した

気持ちを切り替えて日本ツアーに出場する原英莉花(撮影:福田文平)

原英莉花が自身のインスタグラムを更新。米国女子ツアーの来季の出場権を獲得するために、フロリダ州で開催されたQスクールの2次テストに挑戦したものの、スコア誤記のため失格してしまったことを報告した。

このミスについて「スコアを誤魔化そうとしたわけではありません。8番ホールに4と書いてあったのを5だと思い込み訂正をしないまま提出をしてしまいました」と経過を明かす。「いつも通り読み合わせもして 自分のスコアカードと並べ 確認したつもりだったし まさか見間違えていたなんて思いもしませんでした」と、トーナメントでホールアウトをするたびに必ず繰り返してきた作業でのミスだった。

「なぜ4が5に見えてしまったのか、、 自分でも理解できませんし 後悔しても仕切れない思いです」と悔しさは尽きない。「ただ、独特な字だなぁ、ってふと思った その違和感だけが今も頭から離れません」。


結局、失格のため今回の挑戦には順位さえつかず、アメリカまで同行してくれたスタッフや活動をサポートしてくれるスポンサー、応援してくれるファンをがっかりさせてしまったことが「辛い」と悲しんだ。

自分自身も「プロとして情けなく、正直クラブを置こうかと悩むくらい この先を考えられませんでした」と苦悩したことを明かしたが、「でもどうしても プロゴルファーとして戦うのが好き というのが答えでした」という結論にたどり着いた。

「どんなにうまく行かなくても 毎日試行錯誤して 目標に向かってフィールドに立って戦うことが 私にとっての幸せなんだと思います」。そして、今回のようにプレー以外のミスを「自分のポンコツさに胸が苦しい」としつつも、「後ろ向きは捨てて また目の前の一打を真剣に戦います」と新たなスタートをきる気持ちをはっきりと示した。

この原の真摯な気持ちを綴った投稿には多くのファンから「大丈夫! 頑張れ~!」「失敗の数だけ成長できるらしいです」「前を向いて頑張ってほしい」など、力強く背中を後押しする応援コメントが続々と寄せられた。

原は最後に「失敗も成功も 振り幅が大きい自分ですが 良いも悪いも過去。 現実は儚いので 常にどんな時も目の前に一生懸命 楽しく生きたいな」と今の心境を吐露。

そして「たくさんの喜びと出会える挑戦にするために。 力を蓄えてこのがっかりを覆します。 また一緒に戦ってもらえたら嬉しいです」ファンに呼び掛けると同時に、自分自身を鼓舞していた。

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