• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • ホールインワン達成で奨学金を提供 BMW選手権での心温まる取り組み

ホールインワン達成で奨学金を提供 BMW選手権での心温まる取り組み

ビクトル・ホブランの1打が、1人の若者の未来をつないだ(撮影:GettyImages)

ビクトル・ホブラン(ノルウェー)の逆転優勝で幕を閉じた「BMW選手権」。同大会では、ホールインワンが達成されると、4年間の学費と住宅補助金に相当する金額をエヴァンス奨学金財団(Evans Scholars Foundation)に寄付することが恒例となっている。

米国男子ツアー公式インスタグラムに公開された動画に映るのは、ホブランとディアナさんという若い女性。ディアナさんは、経済的に大学への進学が難しかったものの、ホブランが昨年大会でホールインワンしたことによって、奨学金を手にすることができた。

ホブランは「昨年は全くいいプレーができなくて、何のためにプレーしているか分からなくなっていたけど、2番でホールインワンを決めたことで誰かに教育の機会を与えられて、人生を変えられると知りました」と、嬉しそうな様子。

ディアナさんはホブランと会って「本当に現実なんだって、本当に大学に4年間通えるんだと思えた瞬間でした」と、感謝の気持ちでいっぱいになっている様子で話していた。

2人はそのまま立ち話。大学で何を学ぶかの話になり、ディアナさんが「農学と生物工学です」と伝えるとホブランは「めちゃくちゃ難しそう。やっぱり君って賢いんだね。きっと君ならやれるよ」と笑顔を浮かべていた。

「BMW選手権」を通じた寄付はホブランで6件目。これからも、1人でも多くの若者の未来をホールインワンでつないでほしい。

関連記事