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今年で151回目の「全英オープン」世界最古のオープン競技を記録で振り返る

2009年の全英オープンで、最年長優勝を逃したトム・ワトソン(撮影:GettyImages)

<全英オープン 事前情報◇17日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>
 
今年で第151回目を迎える「全英オープン」。世界最古のオープン競技として歴史に名を刻み続けてきた。その中で、最多優勝を記録しているのは、ハリー・バードン(英国)が挙げた6勝(1896、1898、1899、1903、1911、1914)。ちなみに帝王・ジャック・ニクラス(米国)は3勝(1966、1970、1978)。昨年、聖地・セントアンドリュースと別れを告げたタイガー・ウッズ(米国)も3勝(2000、2005、2006)を挙げている。

最年長優勝を果たしたのは、1867年に優勝したトム・モリス・シニア(英国)。46歳102日で達成した。それでも14年前の2009年、その記録が塗り替えられていたかもしれない。ターンベリーで行われたその年の「全英オープン」は、トム・ワトソンが59歳318日で優勝争い。結果、首位を守り切りスチュワート・シンク(米国)とのプレーオフに突入した。しかし、4ホールで争われた激闘のプレーオフで力尽きたトム・ワトソンは優勝を逃した。
 
もしも2009年の「全英オープン」にトム・ワトソンが優勝していれば、13歳も塗り替える最年長優勝だった。一方、最年少優勝は1868年、トム・モリス・ジュニア(英国)の14歳147日だ。
 
そして、国・地域別の優勝記録を見てみると最多優勝は、米国の31回。2位はスコットランドの22回、3位はイングランドの14回だった。ちなみに、英国すべてを含めると36勝となり米国を上回る。果たして今年は・・・
 
【全英オープン 記録アラカルト】
 
最多優勝は、ハリー・バードンの6勝。(1896、1898、1899、1903、1911、1914)ジャック・ニクラスはこれまで3勝(1966、1970、1978)、タイガー・ウッズも3勝2000、2005、2006をしている。
 
◆最多2位は、ジャック・ニクラスの7回。(1964、1967、1968、1972、1976、1977、1979)
 
◆最多出場はゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)の46回。連続出場での記録となる。
 
◆最年長優勝は1867年、トム・モリス・シニアの46歳102日。一方、最年少優勝は1868年、トム・モリス・ジュニアの14歳147日。
 
◆国・地域別の最多優勝は米国の31回。2位はスコットランドの22回、3位はイングランドの14回。ちなみに、英国すべてを含めると36勝となり米国を上回る。
 
◆昨年、セントアンドリュースの「全英オープン」を制したキャメロン・スミス(オーストラリア)は、1993年のグレグ・ノーマン以来5人目となるオーストラリア人の優勝となった。

◆72ホール最小ストロークで優勝したのは、ロイヤルトゥルーンで行われた2016年ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の「264」(20アンダー)。

◆18ホール最小スコアを記録したのは、2017年ブランデン・グレース(南アフリカ)の「62」。
 
◆最多ストローク差をつけて優勝したのは、1862年トム・モリス・シニアが記録した「13打差」。
 
◆今年の賞金総額1650万ドル(約22億8200万円)は昨年より18%アップ、優勝賞金は300万ドル(約4億1500万円)と、史上最高額となった。

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