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中島啓太が2400万円獲得でランキング1位返り咲き 「自分を信じて」目標の賞金王へ前進

コースレコード記録更新で今季3勝目を飾った中島啓太(撮影:福田文平)

<マイナビABCチャンピオンシップ 最終日◇5日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>

ウィニングパットを沈めると、左手のコブシを力強く握った。中島啓太がトータル24アンダーで今季3勝目を飾り、賞金ランキング1位へ返り咲き。残り4試合と佳境に入っている賞金王レースで一歩抜け出した。

今回の優勝スコアは、2003年に片山晋呉が記録したトータル23アンダーを上回る大会新記録。10年ぶりに記録をぬりかえたことに、「すごく光栄です。来年また挑戦して、自分のスコアを超えられるように頑張りたいと思います」と照れ笑いを見せながら喜びを噛みしめた。

2位に1打差の単独首位で迎えた最終日は、1イーグル・7バーディ・3ボギーの「66」をマーク。「前半からスコアを伸ばせましたし、8番、9番でボギーを打ってしまったんですが、集中力も最後までしっかり保つことができて…うれしいです!」と笑顔を見せる。

「今週すごく状態が良くて」と話すように、初日「63」、2日目「69」、3日目「66」、最終日「66」と4日間いずれも60台で回り、2位に3打差をつける快勝。だがスコアを伸ばしていたのは他の選手も同じ。バーディ合戦となった今大会は油断ができないラウンドとなったが、「とにかく自分を信じて最後までプレーするっていう気持ちだけを強く思いながらプレーしました」と信念を貫けたことが、今回の結果につながった。

開催前まで賞金ランキング1位にいた金谷拓実はトータル15アンダー・8位タイに終わり、約327万円獲得にとどまった。中島は優勝賞金2400万円をゲットし、今季獲得賞金額は1億3526万179円。ランキング2位の金谷と約1952万円の差をつけてトップに立った。

「まだ残りの試合があるので。最後まで集中して、賞金王目指して頑張りたいと思います」。最終戦を含めた残り4試合も気を緩めることなく、プロ2年目の23歳は王者への道をまい進する。

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