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“第5のメジャー”滞在時間はわずか30分 笹生優花は2差3位発進「楽しくゴルフができていい一日」

笹生優花が上位スタート。短いオフにはPGAツアーを訪れたようで…(撮影:GettyImages)

<ファーヒルズ朴セリ選手権 初日◇21日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

笹生優花が好発進だ。1イーグル・5バーディ・1ダブルボギーの「66」をマークし、首位と2打差の5アンダー・3位タイにつけた。「アンラッキーもあったけれど、全体的にいいラウンド。楽しくゴルフができていい一日だった」と充実感とともに振り返る。

“おはようバーディ”を奪うと、4番からは連続バーディ。459ヤードの7番パー5では、残り215ヤードからの2打目で5番ウッドを握ると、手前3メートルに乗せてスライスラインを決め切った。日が高くなるとポコポコと跳ねる気まぐれなポアナ芝のグリーン、インコースのほうが距離が長いということもあり、前半に伸ばして後半に耐える、というのが攻略の肝でもある。「そうなってよかった」とその声は明るい。

とはいえ、終盤にはアンラッキーもあった。連続バーディで迎えた17番パー3。ティショットをグリーン左のハザードに入れ、ドロップ処置後のアプローチはカップをオーバーした。カラーから2パットのダブルボギー。「アプローチ下手なんで練習します」と切り抜けられなかったことを悔やむが、まだ初日を終えたばかり。気持ちを切り替え、2日目に向かっていく。

2週間のオフを挟んでのロサンゼルス戦だが、その間、米国男子ツアーで“第5のメジャー”と呼ばれる「ザ・プレーヤーズ選手権」を訪れた。とはいえ、滞在時間はわずか「30分くらい」で、しかも大会開幕前の火曜日だった。「18番とかちょっと見てみようかと。ファンとして行きたい(笑)」。アイランドグリーンが名物の17番パー3は「次の機会に」と笑う。短い時間でもリフレッシュになったようだ。

好発進に笑顔をみせる一方、あすに向けて気を引き締めている。当コースでの大会は2年連続で予選落ちを喫し、昨年は2日目に上位をうかがう位置でプレーしていたなか、終盤3ホールで5つ落としてカットラインをまたいだ。「やることにしっかり集中して、しっかり休んで準備したい」。笹生らしく“クール”に意気込んだ。

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