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「人が違うみたい」なゴルフ 勝みなみがバーディ量産で取り戻した最終日の自分

最終日に攻めて7バーディを奪った勝みなみ(撮影:ALBA)

<ショップライトLPGAクラシック 最終日◇11日◇シービューGC ベイC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>
 
3試合ぶりに予選突破を果たし、久しぶりにプレーした最終ラウンド。7バーディ・3ボギーで4つ伸ばし、トータル6アンダー・15位タイで3日間を終えた。「これから楽しみ」と、表情も晴れやかだ。

序盤から連続バーディでスコアを伸ばした。7番でボギーも8番、9番で再び連続バーディ。折り返した後半も12番から2連続。14番でボギーも16番では3メートルを決めてバーディ。最終18番ではトラブルになりボギーとしたが、「何か一つ変われば」と求めていた変化が、週末で一気に訪れた。
 
「初日と比べたら人が違うくらい安定したプレーができた」と2オーバーから盛り返した自分を褒める。前日に続きこの日も4アンダー。2日目はベタピンバーディが多かったが、この日はしっかりとパッティングでもスコアをつくった。
 
2日連続の『26』パット。「もったいないボギーもあって反省点はあるけど、落ち着いてプレーできていた。もっと伸ばせたという気持ちはあるけど、上出来だと思う」。ここ数試合のもやもやを吹き飛ばす2日間に、次週以降への光が見える。
 
「日本ツアーでもいつも最終日に伸ばしてトップ10に入ったりしていたので、最終日に残ればやれるという気持ちがある」と、攻めて締めるゴルフは勝の真骨頂。そんな自分を取り戻したことがうれしい。「感謝の気持ちと楽しむ気持ちでやったのでよかった」。初日のラウンド後には「神様振り向いて…」とつぶやいた。神頼みの時間はこれで終わり。「来週も予選を通って、上位を目指したい」。快進撃の始まりだ。(文・高桑均)

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