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JGTOは連覇ならず リーダー・石川遼は国内男子の代表として戦えたことに「やりがいを感じた」

連覇ならず… それでも石川遼、JGTOにとって、楽しい1日になったようだ(撮影:上山敬太)

<Hitachi 3Tours Championship 最終日(1日競技)◇10日◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)>
 
年に一度だけ開催される、国内ツアーの最強チーム決定戦「Hitachi 3Tours Championship」が終幕した。JLPGA(国内女子)が2023年度の国内トップに立ち、昨年大会を制しているJGTO(国内男子)は連覇を飾ることはできなかった。

JGTOチームのメンバーは、リーダーに任命された石川遼をはじめ、今季賞金ランキング2位の蝉川泰果、同3位の金谷拓実、同4位のソン・ヨンハン(韓国)、同5位の平田憲聖、そして8季連続で”日本一曲がらない男”に選ばれた稲森佑貴の6人によって組まれた。

開幕前夜には、キャディを含めて決起会をした。「(金谷)拓実のキャディのライオネルさんが、『1打1打を大事にしていたから、今年がすごくいい1年になったんだ』っていう話をしていた」ということもあり、それをテーマにして挑んだ。「(チームの)雰囲気もすごく良かった」と、ともにラインを読み合う姿やグータッチを交わす姿があった。

結果は3チーム中最下位という結果に終わったが、得たこともある。「いつもは自分のことで精一杯というか、自分のボールの状況でどうしていこうかっていうことをしかほとんど考えていない」と、ゴルフは基本的に個人戦のスポーツだが、今回はチーム戦。「パッティングのラインの読み方や距離感のイメージの仕方だったり、コミュニケーションをとってやれることがかなり新鮮でした」と、相棒のゴルフを気に掛けることで、今後のゴルフにつながるような学びもあった。

「楽しいっていう部分もありますし、すごくやりがいがある」と、国内男子の代表として戦えたことにやりがいを感じた。昨年はJGTOチーム全員が20代の「若いチーム」だったが、今年はともに32歳の石川とヨンハンがチーム入りをした。「みんなが上を目指していく中でいろんな年齢の選手がいたら面白いんじゃないかなとも思う。男子のレベルも上がってきている。それをすごく肌で感じた」と、年齢を関係なく、男子ツアーの魅力を感じた一年であったことを明かした。(文・高木彩音)

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