運動に食事にメンタルに…。ラグビーと健康の可能性を探る[PR]

ラグビーW杯日本大会が閉幕して1週間が経った2019年11月8日(金)、対話を通じてラグビーの在りたい未来像を考えるトークセッション「ノーサイド・ダイアログ」が丸の内kominkanで開催された。

「ノーサイド・ダイアログ」は、W杯を盛り上げようと三菱地所株式会社が丸の内エリアで実施している「丸の内15丁目プロジェクト」の一環で、株式会社FutureSessionsが主催しているイベント。

この日は「健康×ラグビー」をテーマに、kominkan館長でありgood mornings株式会社代表の水代優氏と現役ラグビー選手の小泉将選手(NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス)がプレゼンを行ったのち、20名を超える参加者が対話を通じてラグビーの可能性を探っていった。

スマホアプリ「丸の内ヘルスカンパニー」

参加者は、日本陸上競技連盟の職員からヨガインストラクター、デザイナー、三菱地所社員、生命保険会社社員、定年退職したW杯ボランティアまで。普段は全く別の業界で活動している面々が揃った。

水代優氏

最初に、水代氏より三菱地所の取り組み「丸の内ヘルスカンパニー」について紹介があった。「丸の内ヘルスカンパニー」は「年功序列から健康序列へ」をコンセプトにしたスマートフォンアプリで、階段の利用やバランスの採れた食事など健康にいいことをするとポイントがたまり、昇進していく仕組み。水代氏によると「ちゃんと努力した人が、ちゃんと偉くなれる」会社だという。

健康役職に応じたリワードが受けられるようになっており、取締役になると山伏体験ツアーや屋久島トレッキングツアーといった他にはない特別な健康体験プログラムに招待してもらえる。まるで役職に応じた手当・特権のようで、ビジネスタウン・丸の内ならではの遊びゴコロが光る健康意識向上への取り組みだ。

最後に三菱地所の担当者より「丸の内は日本で一番人事部長が多い街。ここから始めることで全国にヘルスカンパニーの取り組みが広まっていくのではと考えている。1社ではできないので、多くの企業と協業していきたい」と補足があり、「丸の内ヘルスカンパニー」の紹介が終了した。

現役ラグビー選手による健康推進活動

続いて小泉選手による「NTTコミュニケーションズ シャイニングアークスが行っている健康推進活動」についてのプレゼンへ。

小泉将選手

健康推進活動を始めたきっかけは、ノーサイドダイアログを主催するFuture Sessionsによるワークショップだったという。「チームメンバーでシャイニングアークスの価値を考えたときに、ラグビー選手であり社員であることだとの結論にいたった。社員向けに健康推進活動をすれば、そのバリューが発揮できると考えた」と小泉選手は語る。

これまでに、健康的な日々を習慣化してもらおうと1週間毎日ストレッチワークショップを実施した「健康アクションウィーク」や、月曜日を気持ちよく迎えられるようにとの目的で日曜日に運動の機会を設けた「健康アクションDAY」、健康への意識改善を目的とした「おしかけラグビー(※)」など5種類の取り組みを実施してきた。

※「おしかけラグビー」とは、業務時間中のオフィスに押しかけて(実際には該当部署のトップに許可をとって)、社員に「今日はお菓子を食べません」などといった小さな目標を声に出して宣言させ、タックルバックにタックルしてもらうという内容である。声に出すことで自制心が高まったり、周囲から注意してもらえるようになったりする効果が期待できる

小泉選手は「われわれラグビー選手がやるから何をやっても“健康×ラグビー”が成立するけれど、それ以上のものはない。今日は皆さんから様々な意見をいただければ」と話し、プレゼンを締めくくった。

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