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2年ぶりの勝利は縁ある日本で 愛する妻と初めて迎えた歓喜の瞬間【2023年下半期の1ショット】

優勝直後にキスで喜びを共有したコリン・モリカワとキャサリンさん(撮影:岩本芳弘)

2023年下半期は、ツアー界でどんな話題があったのか? ALBA Net恒例のライブフォトで閲覧された写真の上位20位を抽出し、それぞれ振り返ってみたい。今回は、日本唯一開催の米国男子ツアーで見せた愛あふれるシーン。

日本で唯一開催される米国男子ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」は今年も熱狂に包まれた。石川遼や小平智、久常涼や平田憲聖ら日本勢が優勝争いに加わるなか、コリン・モリカワ(米国)が大差をつけて優勝を飾った。

実に2年ぶりの勝利だった。米ツアーで見れば、2021年7月「全英オープン」を制してそれ以来のこと。「信じられない。2年間勝てなくて苦労した時期もあったけど、このようにシーズンを締めくくることができて、来年に向けていい終わり方ができた」。日本にルーツを持つ日系米国人にとって、その喜びはひとしおだ。

それだけではない。21年11月に婚約、そのちょうど1年後に結婚したキャサリン・チュウさんの前で、結婚後初めての優勝を遂げた。「彼女はいつもそばで僕の応援をしてくれて、自信を与えてくれて、信じてくれる。彼女の前で優勝することができてとても良かった」。ウイニングパットを決めるとグリーンそばで見守っていた愛する妻にキス。歓喜の瞬間を共有し、一緒に優勝カップを掲げた。

19年大会から始まったこのZOZOにも、毎年欠かさず出場してきた(21年大会はコロナ禍により米国開催)。今年も開幕より早めに日本に着き、観光も楽しんだ。「東京に行ったりして妻と過ごせたので、とにかく楽しい一週間だった」。日本の縁も感じさせる、忘れられない米通算6勝目になった。

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