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「どっか行くよりは(笑)」笹生優花がFWキープ“爆上がり”で久々好発進

鬼に金棒? 安定感増した笹生優花がいざ米2勝目へ。(撮影:ALBA)

<ミズホ・アメリカズオープン 初日◇1日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>

ドライビングディスタンスは270ヤードを越え、ツアーでも上位にランクインする笹生優花だが、フェアウェイキープ率となると116位。ティショットに苦戦してきたこれまでの数字がウソのように、この日は14ホール中13ホールでフェアウェイヒットに成功した。

「(ティショットが)どっか行くよりは(笑)」とこの日のプレーには納得の表情。5バーディ・2ボギーの3アンダーは首位と4打差ながら5位タイと、上々の滑り出しだ。

総合的に安定度が高い日となった。「ティショットもまあまあ安定していたし、セカンドもまあまあでしたし、パターはいいところも悪いところもあったけど、それが結果につながった」。正確なショットとチャンスをものにするパッティングがかみ合っての好スコア。「楽しんで、やることをしっかりやって」と、60台のラウンドは実に2カ月ぶりとなった。

開幕から6位、20位、6位、23位と上々スタート。ところがそこから4試合連続の予選落ち。変化をもたらすために今週はクラブを大幅に刷新した。「まだ1試合目だし、初日ですし」としながらも、「成績を見れば分かるように、良かったです」と舌もなめらかだ。

2021年の「全米女子オープン」以来、2勝目が遠い。それでも「楽しむ」をモットーに日々吸収。確かな成長を続けている。2年ぶりの勝利へ。パワーと正確性の融合が、笹生の名前をリーダーボードの上位へと押し上げる。(文・高桑均)

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