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連覇かかる堀川未来夢が魅せた! 怒濤の“6連続”バーディで首位奪取

堀川未来夢がトータル13アンダーで首位タイに躍り出た(撮影:岩本芳弘)

<マイナビABCチャンピオンシップ 2日目◇3日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217ヤード・パー72>

国内男子ツアーも終盤戦に入り、“秋の陣”と言われる時期となった。ディフェンディングチャンピオンとしてABCゴルフ倶楽部に戻ってきた堀川未来夢は2日目、8バーディ・ボギーなしの「64」をマーク。トータル13アンダー・首位タイで決勝ラウンドに進んだ。

インからスタートして前半は17番の1バーディのみと、スコアがあまり動かなかった。「ラインに乗っても届かなかったりとか、一筋違ったりとか」とグリーン上で噛み合わず。「でもとりあえずタッチだけ合わせて、“ストレス無いパー”を獲っていこう」と考え方を変えて後半に進むと、「思った以上に入ってくれて」と、2番から7番まで怒濤の6連続バーディを決めた。

「10メートルくらいのバーディパットも距離感を合わせるだけで、下りとかも距離だけを合わせて入ればという感じで、“ストレス無いパー”をとっていこうと考えていたら、結構入りましたね」と、2番では10メートル、3番では3メートル、4番では13メートル、5番では上から3メートル、6番では2.5メートル、7番では上から5メートルと、ABC名物の13フィートの高速グリーンで「気持ち良く打てる」長短のパットを次々と沈めた。

これだけの好スコアを出した堀川だが、ここ1カ月くらいドライバーの調子が悪く、基本的にティショットは3番ウッドで低く打ち出すティンガーを打っている。「練習で曲がるので。練習で曲がるようでは試合でそれ以上の反応が出るので。なかなかドライバーは握れない」。一年間ショットの調子を維持するのはどんなツアープロでも難しい。堀川は自分の現状を把握し、自身が今できるベストなマネジメントを選択しながら、スコアメイクを行っている。

この2日間、ボギーは初日の10番パー4で3パットした1回のみ。「相性もいいと思う」と話す昨年覇者は、「見当違いな球が出ることもなく、自分のマネジメント通りにことが進んでいるという感じ」と、ここまで勝利の方程式に狂いはない。「明日も何かを変えるわけではなく」と良い流れを保ったまま連覇を狙いにいく。

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