• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 「ものすごくパワーをいただいている」 青木瀬令奈は“所属”のホステス大会

「ものすごくパワーをいただいている」 青木瀬令奈は“所属”のホステス大会

右腕にはリシャール・ミルの高級腕時計がキラリと光る。(撮影:上山敬太)

<リシャール・ミル ヨネックスレディス in 朝霧 初日◇2日◇朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県)◇6687ヤード・パー72>

富士山のふもとで、青木瀬令奈がホステス大会を迎える。リシャールミルジャパンが特別協賛として加わる今大会。昨年はスポンサー契約だった青木だが、今年は“所属”プロとして出場する。右腕に赤の時計を輝かせながら、「ものすごくパワーをいただいている」というリシャール・ミルファミリーの一員として、責任感を感じながら戦っていく。

例年であれば新潟県のヨネックスカントリークラブを舞台に行われるが、今年は記念事業の一環として、同コースと提携する静岡県・朝霧ジャンボリーGCでの特別開催。富士山のお膝元で、眺望の美しさを兼ね備えたコース。「すごく広大で気持ちよくゴルフができる。お天気が心配ですけど、富士山が最終日には見られたらいいな」。初日は悪天候で中止となったが、天気が回復すると予想されている週末へと想いを巡らせる。

今季は第3戦の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で後続に4打差をつけて圧勝(通算4勝目)したが、翌週は『扁桃腺(へんとうせん)の腫れによる体調不良』で欠場。その後は「だるさが残ったり」と予選落ちも続くなど決して好調とは言えないものの、3週前の福岡戦「RKB×三井松島レディス」では4位フィニッシュ。「両極端ですね(笑)」と笑ってここまでを振り返るが、ホステス大会には気合もみなぎる。

「時計を見るとリシャール・ミルファミリーの顔が浮かぶし、それぞれ異業種だけど頑張っているから、自分も頑張ろうと思える」。昨年大会は39位タイで予選を通過。最終日は“裏街道”から「66」でかけ上がり、9位でフィニッシュした。「今年は18番上がりで盛り上げたい」と今季2勝目、自身初の年間複数回優勝にも力を込める。

あすの第1ラウンドは、無期限休養中ながらスポット参戦となる親友・成田美寿々と同組。「いいときは一緒にいいし、悪いときは一緒に悪い、と寄り添っていっちゃう(笑)。ふたりでいいプレーをしたいですね」。共演を楽しみに待ちわびながら、「彼女の気持ちを奮い立たせるためにも1年間やろうと決めた。成長した自分の姿を見せられたらいいなと思います」とその心中を明かす。ひときわ熱い想いを抱いて挑む一戦で、胸の内を体現するプレーを見せたい。(文・笠井あかり)

関連記事