「リンクスはだんだん好きに（笑）」畑岡奈紗が今季最後のメジャー挑戦　女子初のミュフィールド覇者へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

次は私の番！（撮影：福田文平）

＜AIG女子オープン 事前情報◇2日◇ミュアフィールド（スコットランド）◇6680ヤード・パー72＞

メジャー制覇への挑戦が再び始まる。日本のエース、畑岡奈紗が、今季最後の海外女子メジャー「AIG女子オープン」（全英）を前に心境を語った。舞台は女子大会初開催のミュアフィールド。つい最近まで女性メンバーを拒んでいた伝統あるクラブで、初代女子チャンピオンを目指す。

古江彩佳の初優勝を祝福する畑岡奈紗【特別動画】

前週の「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」では後輩の古江彩佳が最終日の「62」で大逆転勝利。米ツアー初優勝を後ろの組から見届け、祝福した。そして舞台は同じスコットランド。超難度のリンクスコースで、悲願のメジャー獲りに挑む。

プロデビューから[リンクス]()と比べても難易度はMAX級。「後半は距離も長く難しさはあるけれど、楽しくできたら」と最大警戒と同時に高鳴りも感じながら臨むことになる。

先週はショットが絶好調のなかパッティングに苦しみ7位。そのため週末、そして今週の会場に入ってからも練習グリーンで黒宮幹仁コーチと打ち出しを徹底チェック。「よくなってきた」と転がりを取り戻し、「今週は自分に向いている」と、万全の体制を作り上げている途中だ。

メジャー獲りを意識し意気込みすぎていた時期を通り越し、最近は「意識せず」としてきたが、これが終われば来年4月までメジャー大会はなし。「やっぱり勝ちたいですね」とハッキリ口にするほど、今回は意識の真ん中に『優勝』の2文字がある。

悲願のメジャー制覇へ、リラックスムードながらも気合も入る。幾度となく跳ね返されてきた偉業達成が、スコットランドの地で果たされる可能性は十分にある。（文・高桑均）