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ベテランの頑張りでツアーは締まる〜人間的に成長させてくれるのがゴルフ〜【原田香里のゴルフ未来会議】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

昨年9月には若手に交じって日本女子プロ選手権に出場した(撮影:GettyImages)

2021年3月まで日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の理事を務め、いまは女子ゴルフ界発展のため尽力し、自身のゴルフ向上も目指す、女子プロゴルファーの原田香里。まだまだこれからと話すゴルフ人生、そして女子ゴルフ界についての未来を語る。

原田香里と藤田光里の2ショット【写真】

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ゴルフを愛するみなさんこんにちは、原田香里です。今日は、女子ツアーで頑張っているベテラン選手についてお話ししたいと思います。

シーズン最初の公式戦、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は、4日間、素晴らしいゴルフをした山下美夢有さんが完全優勝しました。山下さんは2001年生まれの20歳。今季、すでに4勝している西郷真央さんも同学年です。これまでに行われた10試合中7試合で“黄金世代”と呼ばれる1998年度生まれの植竹希望さん、高橋彩華さんもそれぞれ初優勝しており、20代前半の選手が優勝しています。

Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で勝った堀琴音さんも26歳。少しお姉さんですが、まだまだ若手と言っていいでしょう。毎年、毎年、若い選手が入ってきて活躍することで、ツアーが活性化しているのはまちがいありません。

一方で、このコラムでも何度か書いてきていることですが、プロスポーツの中では比較的長いあいだ、第一線でプレーすることができるゴルフならでは、の現象も起こっています。ベテランと呼ばれる30歳以上の選手たちの奮闘です。優勝という点では、上田桃子さん(35歳・富士フイルム・スタジオアリス女子オープンサイ・ペイインさん(31歳・明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント)の2人だけですが、光るプレーは他にもあります。上田さんは優勝以外にもトップ10が2回。同学年の藤田さいきさんは、「フジサンケイレディスクラシック」で優勝争いのすえ2位。ほかにもトップ10が1回あり、ワールドレディスでも12位タイと上位に食い込んでいます。

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