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2大会連続Vの早田ひな 勝因は「試合を“流れ”で考えなくなったこと」<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP 2022>

大会報道 2大会連続Vの早田ひな 勝因は「試合を“流れ”で考えなくなったこと」<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP 2022>

2022.08.23
文:ラリーズ編集部

<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP 2022 日程:8月13日~14日 場所:トッケイセキュリティ平塚総合体育館>

13日、Tリーグ NOJIMA CUP 2022の女子決勝が行われ、早田ひな日本生命レッドエルフ)が平野美宇木下アビエル神奈川)と対戦し、ゲームカウントで4-1で勝利した。

試合後、早田が報道陣の質問に答えた。

早田ひなコメント

今大会を振り返って

これまでTリーグでは団体戦のみで、今回は個人戦だったんですが、ユニフォームを見ると、「チームとして、日本生命レッドエルフ代表として頑張ろう」という気持ちを持つことができたので、いつもの個人戦とはちょっと違った雰囲気で最後まで試合をすることができました。

そして、団体戦に続いて個人戦でも初代チャンピオンの称号を獲得することができたので、嬉しかったです。

大会を通しての自身の戦いぶりについて

以前までは、試合を“流れ”として考えてたんですけど、ハンガリーで陳夢(チェンムン・中国)選手にゲームカウント2-2の8-8から負けてしまったときに、「ここまでのレベルになると“流れ”じゃなくて1本1本の勝負だな」とすごく感じたので、今回の試合は、試合の流れよりも1本1本に集中して試合をすることができました。

(イメージとしては)自分が負けていても勝っていても、何も点数が入っていないという気持ちで。もちろん、「この点数のときにこれをやった」っていうのは頭にあるんですけども、本当に1本ずつ考えているので、終わってみれば「4-0だった」「4-1だった」っていう試合が多かったです。

すべて0-0の気持ちで臨んでいた?

というよりは、相手が何をしたいのか、その中で自分が何をしたいのか、それを1本ずつ選択していくような感じでした。試合自体には流れがあって、相手もサーブを絞ってきたりとかの流れはあるんですけど、自分がやることは「じゃあ今こっちのコースにやったから次はこっちにしよう」とかではなく、2本連続でコースを詰めたりとか。

そういった部分を見極めて、試合を進められたかなというのはあります。

陳夢選手との試合で心境の変化があった後に練習で何か変えたりはしたか

流れで試合を考えない練習試合をたくさんしました。すべてを1本ずつで捉えて、サービスを出す場所だったりレシーブだったり。基本的なところで言うと、フォア前にサービスを出して次にバックにロングサービスっていうのが試合の流れなんですけど、それを考えずに「相手が何が嫌なのか」ということだけを考えます。

それを意識して練習試合をたくさんやって今回試合に入ったので、そこは本当に練習でやっていることがそのままできたかなという感じです。

好調の平野選手を圧倒した自身のプレーの出来に関して

(平野選手には)クロアチアでは2-3で負けてハンガリーでは3-0で勝ったんですけど、ハンガリーほど簡単に勝つことができないというのは分かっていました。海外の試合ではベンチコーチ無しでお互いに自分の頭で考えるんですけれども、ベンチコーチがあることで展開がどんどん変わっていくので、1本ずつ集中して試合ができたかなと思いました。

今日は大事なところでアンラッキーが多かったんですけど、それでも我慢して自分を貫き通す試合が多かったと思うんですけど、最後は「絶対にここで点数を取るんだ」っていう強い気持ちがあったかなと思います。

LION CUPから2連勝できたことに関して

結果として2大会とも優勝はできているんですけど、試合になると人間の力は7~8割出ればいい方だと思うんで、それが常に出るように練習の質を高めていきたいと思います。もちろん、アンラッキーが続けば負けることもあります。勝つことも負けることもある中で、自分自身がどういった選択をしていくかが大事だなと思いました。

自分の目指しているものは悪くないんじゃないかなと思いますが、今後は戦術を変えられたり対策を立てられたりすると思うので、それをさらに自分がもう一回り二回り超えていけるように変わっていきたいなと思います。

「変わっていく」とは具体的にどう変わるのか

優勝し続けると「追いかけられる立場」「向かってこられる立場」に自分がなっていく。そうした中で、若い張本(美和)選手のピッチの早い卓球のように、自分自身もどんどん進化し続けないといけないと思っています。

(自分は)まだ22歳で全然卓球も出来上がっていないので、柔軟性があるうちにいろんなことを学んで、「この選手のこれができるようになりたい」と思ったことは、自分の身体を考慮してそれができるのであれば習得することを目指して、できないのであれば自分ができる最大限の精度まで持っていくことを毎日課題でやっています。

今回、TOP32があった半年前と比べて「自分の卓球が変わったな」というのは自分の中でも感じているので、そこはどんどん進化していきたいなと思います。

変わった部分を挙げるとすれば

全部ですね。半年前と比べても、フォアハンドバックハンドブロック、レシーブ、サービスはもちろん、構えも全部変わっていますね。

9月の選考会は地元の福岡で開催されるが

次の大会も本当にすぐなので、今回の試合で残った課題は練習していかなきゃいけないですし、自分が今この大会に出るために、進化を続ける(ために挑戦する)ことを一旦ストップしているので、自分が目指しているものの精度をさらに上げられるように進化をして、福岡の試合に臨みたいと思います。

あとは、いつも本当にたくさんの方に応援していただいていて、Tリーグの個人戦ということもあってTリーグのタオルやユニフォームを着てくださっていたりとか、こういったたくさんのサポートのおかげで、今私はここに立てているんだなということは感じています。

これが福岡になると、もっと応援がすごいんじゃないかなと思いますし、いつも応援に来れない家族も来てくれると思うので、その中で勝ち切れるように練習を頑張っていきたいです。

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           ## Tリーグ NOJIMA CUP 2022大会報道記事

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