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日本で3つ目の賞金女王を目指す“ファイナル・ラウンド・クイーン”【きょうは誰の誕生日?】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

申ジエは日本の若い選手たちからも尊敬されている(撮影:鈴木祥)

韓国と米国で賞金女王に輝いた申ジエが、きょう4月28日に34歳になった。韓国女子ツアー通算21勝、米国女子ツアー通算11勝、14年から参戦している国内女子ツアーでも「28」(TPD単年登録前の優勝を含む)の勝利を挙げているが、まだ賞金女王へは手が届いていない。

天才が描く芸術作品 申ジエのアプローチ【連続写真】

11歳でゴルフをはじめ、05年に韓国ツアーでアマチュア優勝。同年、プロテストが免除されプロ転向を果たすと、翌06年から08年まで3年連続賞金女王に輝いた。08年は日本ツアー初出場の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」、米女子ツアーでは「全英リコー女子オープン」などで優勝し、両ツアーのシード権を獲得。09年から米国女子ツアーへ参戦すると、年間3勝をマークし、新人王と同時に賞金女王の座についた。

10年5月には女子ゴルフ世界ランキングで自身初の1位となり、13年まで米女子ツアーでコンスタントに勝利を重ねた。

日本ツアーを主戦場としたのは14年から。「温かい人間味を感じる国でやってみたい」というのが理由で、本格参戦後は元世界ランキング1位の名に違わぬ実力でカップを積み重ねた。東日本大震災のときには「サイバーエージェント レディス」で得た賞金616万円を被災地に寄付。たびたび児童施設に寄付するなどチャリティー活動に積極的で、母国では“寄付天使”の異名を持つ。人格者としても後輩たちの良い手本になっている。

米女子ツアーのころは最終日に無類の強さを発揮することから“ファイナル・ラウンド・クイーン”と呼ばれていた。日本でもその強さは健在。昨季までの7シーズンで、賞金ランキングは2位2回、3位2回、4位、5位、6位がそれぞれ1回ずつ。賞金女王になれない理由が見つからない。

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