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“オーガスタ”と向き合った高校3年生の2カ月間 吉田鈴が大舞台へ「ゴルフの価値観が変わる」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

吉田鈴は初の海外試合で結果を追い求める(撮影:福田文平)

“突如”手元に届いたオーガスタからの招待状。それを受け取った直後の1月に話を聞いた時は、「急に知らされてビックリ」とまだ実感が湧かない様子だった高校3年生は、その後の準備期間を経て、今、大舞台で『結果』を出すことを強く意識している。

これがオーガスタから届いた招待状【写真】

マスターズ」前週の今月30日から4月2日(1日は空き日)に行われる「オーガスタナショナル女子アマ」。第3回を迎える今年、日本から過去最多の4人が出場する。千葉黎明高の卒業式を終えたばかりの吉田鈴も、その一人。渡米を目前に控え、「楽しみが一番大きいし、不安を感じないようにしています。自分に期待して頑張りたい」と、最後の追い込みをかけている。

当時38位につけていた世界アマチュアランキングによって出場が決定(現在は34位)。これが自身にとって初の海外での国際大会だ。今年2度目の受験となるプロテストを前に、世界経験を積むことになる。「オーガスタは注目度も高いし、結果を追い求めて練習してきました。結果を残すことを重視し、上位を目指して戦いたい」。開幕を目前に控えた練習場で、以前のような戸惑いは感じさせない。

それはしっかりと課題を持って、準備を進めてきたから。これまでは“マスターズの会場”という認識だったオーガスタ・ナショナルGCだが、今はビデオなども見つつ選手目線で勉強をしてきた。近隣コースで行われる2日間の予選を通過した者だけが“聖地”で戦うことを許されるため、まずはそこを突破することも意識しないといけない。

しかしそれもひっくるめ、「アメリカのコースに対応できるアプローチや、日本とは異なる芝質で失敗しない打ち方を練習してます。技術面を一番に頑張りました」と考える。場所がどこかは関係ない。“目の前の試合で”スコアを作るためクラブを振り続けてきた。

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