• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • R&AとUSGAがボールテスト方法、クラブのローカルルール設定検討を発表 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

R&AとUSGAがボールテスト方法、クラブのローカルルール設定検討を発表 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

ボールテスト方法などが変更へ デシャンボーら飛ばし屋に対する影響は(撮影:GettyImages)

ゴルフのルールを司るR&AとUSGAは16日、『飛距離』制限のルール作りの途中経過報告をし、以下の2点を今後は集中して取り組むことが用具メーカーに通達された。

ヤバい! デシャンボーの池越えショットに会場熱狂【動画】

1点目はゴルフボールのテスト方法についてで、テスト時のクラブヘッドスピードは時速125マイル(55m/s*秒速m)を使用可能にすること。このテストは2004年に設定された時速109マイル(48m/s)で行われていたが、昨季のPGAツアーにおけるクラブヘッドスピードトップ10の平均は時速124.8マイル(57.2m/s)で、中には130マイル(58.1m/s)を超える選手もいた。またテストではラウンチアングル(打ち出し角度)、スピンパラメーターにも注視して行うとした。

2点目はクラブに「ローカルルール」を設定する可能性を提言。ドライバークラブフェースのスプリング効果、反発係数だけでなく、MOI(moment-of-inertia limits=慣性モーメント)も注視し、一般ゴルファーにはこれらの制限を設けないこととした。

R&AとUSGAは「ゴルフのルールを司る我々は、ゴルフコースの延長などに大きな影響を与えるロングヒッターには変革を求めるが、スイングスピードの遅いショートヒッターなど、多くのレベルのゴルファーには影響が少ない」とコメント。

これらに対する用具メーカーなどからの意見は、今年の9月2日までに聞き取りを行う。(文・武川玲子=米国在住)

関連記事