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下部ツアー3勝の19歳・久常涼 刻まない自分流ゴルフで上位進出を狙う! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 C・キム -7 幡地隆寛 -7 今野大喜 -7 4 大槻智春 -5 稲森佑貴 -5 小斉平優和 -5 清水大成 -5 8 永野竜太郎 -4 安本大祐 -4 木下稜介 -4 順位の続きを見る

期待の19歳が下部3勝で乗り込んできた!

期待の19歳が下部3勝で乗り込んできた!(撮影:鈴木祥)

バンテリン東海クラシック前日◇29日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,300ヤード・パー71)>

2001年にS・K・ホが達成して以来、実に20年ぶりに下部ツアーでシーズン3勝を挙げた久常涼。その権利で今日から開催される「バンテリン東海クラシック」以降の今シーズンレギュラーツアーに出場する。下部ツアーとはいえ、2日間大会が主流だったのは昔の話。現在のAbemaTVツアーは3日間大会が主流であり、しっかりとした実力がなければ勝ち抜くことはできない。20−21年シーズンのレギュラーツアーでトップテンに7回入り、現在賞金ランキング13位の大岩龍一もAbemaTVツアーに7試合出場しているが、一度も勝つことができなかった。それほどレベルの高い中で3勝を挙げ、すでに獲得賞金が1000万円を超えている久常の力が、レギュラーツアーでどこまで通用するのか注目が集まる。

貴重な3ショット!?石川・金谷・中島が一緒にラウンド

今大会初出場の久常は、練習ラウンドで開催コースである三好CCの難しさを十分思い知らされたが、コースが狭くてもあえて攻めの姿勢を崩さないという。

「自分はドライバーの飛距離が持ち味で、300ヤード以上飛ばして、2打目を短いクラブで打つスタイルでやってきました。今週も基本的にはティショットを刻まずに打ちます」と、あくまでも自分流を貫き通すつもりだ。もちろん、AbemaTVツアーよりも厳しいコースセッティングのため、フェアウェイキープの重要性も知っているし、大ケガにつながることも覚悟している。それでも、AbemaTVツアーでの賞金王がほぼ決定しているだけに、来季のレギュラー出場権を得ることは間違いない。今季は自分の攻撃的なゴルフがどこまで通用するのかを見極め、来年に向けての準備をするための連戦だととらえているのだ。

「今週以降は賞金の高い大会が多いですし、楽しみにしています。特に来週のブリヂストンオープンで頑張ればPGAツアーのZOZOチャンピオンシップにもつながりますからね」と鼻息が荒い。もっとも、大きな目標を抱くだけのゴルフ人生を歩んできた。ジュニア時代には「日本ジュニア」や「全国高校ゴルフ選手権」を制し、ナショナルチームにも抜擢された。金谷拓実、中島啓太(日体大3年)と同じように、ナショナルチームのガレス・ジョーンズコーチから指導も受けてきた。彼らとは違う世界を見たいと思い、高校卒業後にすぐプロ転向したが、昨年のQT失敗で初めて大きな挫折を味わった。その悔しさが今季の活躍にもつながっているし、早くからプロの中で戦ってきた経験も貴重だろう。

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