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岩井明愛は3戦連続最終日最終組 3度目の正直で狙う2勝目「楽しみな一日」

後半でカムバックした岩井明愛。ツアー2勝目をグッと引き寄せた。(撮影:佐々木啓)

<資生堂 レディスオープン 3日日◇1日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6605ヤード・パー72>

3度目の正直だ。首位と3打差の5位タイから出た岩井ツインズの姉・明愛は、5バーディ・2ボギーの「69」で回り、トータル7アンダーまで伸ばして、宮田成華、藤本麻子、桑木志帆と並ぶ首位に浮上。3戦連続で最終日最終組に入った。前2戦はいずれも2位に終わっており、あすは雪辱を果たすための戦いとなる。

前半はティショットが荒れて1つ落としたが、「ティショットは少し良くなってきて、けっこうアイアンの調子も良くなってチャンスにつけられた」と修正力を見せて、後半だけで4バーディ。初日15位から5位、そして首位タイと日に日に順位を上げてきた。

今年4月の「KTT杯バンテリンレディス」でツアー初優勝を遂げたあと、2位が4回と2勝目に届きそうで届かない。「優勝、優勝という感じでもない」と焦りはなく、「普通に楽しんでいければいい」と冷静に話す。

先週の「アース・モンダミンカップ」は、申ジエ(韓国)とのプレーオフに敗れて涙。だが、今週火曜日には切り替えて試合に集中した。“定位置”に収まり、前戦の雪辱を果たす舞台を整えた。

「(先週は)緊張はありましたけど、当然のことなので」と優勝争いの重圧にも慣れたもの。「反省というか、復習はしっかりしました。ちょっと言いたくないので…」と具体的には明かさなかったが、「今週はそれを生かせたらいいなと思います。明日も楽しみな一日」。ラウンド後は誰よりも遅くまでボールを打ち、最終日に備えた。(文・小高拓)

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