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打ちのめされたからこそ“もっと強くなれる!”【36歳・藤田さいき、初の海外メジャー回想】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

海外メジャーでの闘いはムダなんかではなかった

AIG女子オープン」に36歳にして海外女子メジャーに初出場した藤田さいき。結果としてはトータル19オーバーの142位だったが、悔しさとともに持ち帰ってきたものは少なくなかった。その証拠として復帰戦となった「CAT Ladies」では7位タイ、さらに「ニトリレディス」では5位タイといきなり好成績を残した。ベテランは異国の地で何を感じ、どう変わったのか。帰国直後のインタビューから紐解いていきたい。

キュートな笑顔 14年前の藤田さいき【写真】

冒頭で藤田は「スコットランドに行った記憶がない(笑)」と言った。それは冗談のようでもあったが、同時にこれまで戦ってきたプライドを感じさせる言葉でもあった。そこから少しずつ、少しずつ「あっという間だった」という一週間について話してくれた。今回は後半戦に向けて。

—全英で一番得たものは?
変な話、日本でずっとゴルフをゆるーくやっていた部分があったので、そこをすごく搾り上げられた感じですね。海外遠征している子たちの大変さを初めて知った。これを毎回やってるのはタフだよね。だから気持ちが強いよねって。桃ちゃん(上田桃子)とか智恵ちゃん(有村智恵)とかも行っていて、あれだけ気持ちが強いのってこういうところから来てるんだよねって。そういうのはすごく勉強になりました。

—日本の試合より前向きになれる?
素直にもうちょっとこうしたらゴルフがうまくなるとか強くなるとか、道として見えてきた。全部いじっちゃうとおかしくなっちゃうし、いじる必要もないと思う。そうじゃなくて、もっとこうしたら強くなるなとか、優勝に近づくなという気持ちは出てきました。

—前のめりになれる要素を得て帰ってきた?
割と前向きです(笑)。ゴルフ発祥の地でしばらく打っていなかった「80」を打った。「80」ってこんな感じなんだって。でも、面白かったですよ。いかに自分が今まで日本でやっていてちょっと気持ち的に締まりがなかったかなと思います。

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